令和3年5月11日創造基礎A「兵庫県の未来のことを考えよう」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、兵庫県企画県民部ビジョン課の森川智弘氏から「兵庫県の未来のことを考えよう」というテーマで講義を実施した。ゴールデンウイークの課題として、兵庫県将来構想研究会「兵庫県将来構想試案」の今後30年の大潮流(1.人口減少・超高齢化、2.自然の脅威、3.テクノロジーの進化、4.世界の成長と一体化、5.経済構造の変容、6.価値観と行動の変容)について各自で質問を考えた。これをもとに班内で共有し、森川氏に質問を投げかけた。次回5月18日は、6つのビジョンの方向性「個性の追求」「開放性の徹底」「つながりの再生」「集中から分散へ」「美の創出」「次世代への責任」について議論する予定である。

〈生徒の感想〉

今回の講座を受けて、将来自分が大人になったときの兵庫県について深く考える良い機会になったと思う。今までは、兵庫県は人口減少や少子高齢化がヤバい、地震が起こりそう、など表層的な部分しか知らず曖昧な認識でいたが、人口減少・高齢化については具体的な地域の例によって現状に対する危機感を感じたり、自然災害については兵庫県の方でしっかりと対策していると聞き安心したが、自治体だけでなく私たち個人単位でも災害に備えることで、被害をより少なくできるようにも思う。他にも、テクノロジーの進化によって起こる課題や期待、経済構造の移り変わりなんかは自分たち“若者”が特に考える必要のある重大なテーマであり、幸せや地域の発展につながる形で取り込むべきだ。しかし、私はこのテクノロジーの進化によって都市圏と地域の間で技術格差が起こることを懸念している。現に今、淡路島など地域の方には5Gは通っていないし、他の都道府県でも5Gが通っているのは都市部だけ。こういう格差をなくすために何をどうすれば良いのか、と言ったことをクラスの中で話し合ったり、深掘りしていくことで解決策が出てくるかもしれない。今回は、クラスで意見を交換することは出来なかったが、これからの社会の流れや課題、目標を具体的に知ることが出来、とても良い経験になった。みんなで目指す未来を実現できるように県民が一丸となって、「将来構想思案」に取り組み、より良い社会を創り上げていきたい。

私は、今回の講義で兵庫県及び神戸市の問題の現状や、これからの課題について知ることができました。講義では兵庫県の市町の人口減少の具体的なデータを見て、「将来構想試案」では日本のGDPが世界的に下がっている、そしてこれからも下がっていく予測がなされていることを知りました。私は、この2つの問題は繋がっているところがあると思います。人口減少はそのまま労働者減少に繋がるからです。しかし、日本と同じように、むしろ日本よりも人口の少ない先進国でこれからも発展していくと予測されている国もあります。そういった国は、北欧に多くあります。それらの国の共通点として税金が高額であることが挙げられると思います。日本や兵庫もそういった国を参考にして、税金をあげてみる政策を取り入れてみれば良いのではないのかなと思います。そして、新しい産業への投資をすれば、経済に還元されていくのではないかと思いました。

今回の講義を聞いて兵庫県の構成、将来の方向性、現状の問題や取り組みを学ぶことができ、これから生活していく中で生きてくるような意義のあることを聞けてよかったです。僕は人口について興味を持ちました。兵庫県の人口は今下降状態にあります。そして、人口の分布を見ると神戸や阪神に大半が集まっています。つまり、土地が上手く使えていないということです。この事により、多自然地域の無人化が発生し、産業が衰退していくのではないかと思いました。そして機会では代用しにくい産業の職が減る事で間接的に人口も減っていくと思います。これは日本全体にも言える事なので、僕はもっと人口の分布の範囲を広げていき、日本という国の端から端までを使って、これからの物事を進めていくべきなのではないかと考えました。

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令和3年4月28日 創造応用IS「物理探究」

本校において、創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で物理分野の探究活動を行いました。

今回のテーマは「天井までの高さを正確に求める」です。定規や三角定規、分度器、たこ糸等与えられたものを組み合わせ、講堂の天井までの高さをできるだけ正確に測定する方法を探究しました。考えた方法が実際には上手くいかず、ショックを受けながらも粘り強く測定を繰り返しました。失敗から考え、根気強く研究に取り組むことは探究活動において非常に大切なことです。

最後に結果報告を行うと、実際の高さと僅かな差で高さを求められているグループもありました。

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令和3年4月21日~23日グローバリサーチ「グローバリサーチ説明会」

本校理科1教室において、普通科1年生を対象に2・3年生のグローバリサーチ受講生が説明会を開催した。上級生からグローバリサーチの研究や発表、論文作成等の取り組みについて、また研修について自身の経験をもとに伝えた。1年生はこの説明会を参考に、今後応募する予定である。

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令和3年4月23日創造基礎FW「がまっち展示依頼」

北野工房にあるマッチハウス「マッチ棒」において、創造科学科4期生(3年)3名が、店長の岡部由樹氏に生徒が考案し作成されたがま口財布型マッチケース「がまっち」の展示を依頼した。生徒はがまっち作成の経緯の説明やポップ案を提示し、岡部氏から展示の了承をえた。兵庫県に発出されている緊急事態宣言の解除後に展示をしてもらう予定である。

〈生徒感想〉

今日は、北野工房にある”マッチ棒”へ、がまっち展示についての相談を挨拶も兼ねて伺った。がまっち展示の許可を頂き、一番目につくであろう店の入口に展示させていただけることになった。店長の岡部さん、本当にありがとうございます。また、購入希望者がいた場合の対応や展示の日程等についても話し合った。岡部さんも仰られていたが、今、コロナ禍で客足も減っており、更に今後緊急事態宣言も発令されるという厳しい状況だ。そんな中だが、今回のFWの中で見えてきた課題や今後のスケジュールにしっかり取り組み、マッチの良さを少しでも多くの人に広めていきたいと思う。

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令和3年4月21日 創造応用IS「化学探究」

本校において、創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で化学分野の探究活動を行いました。

今回は「最強のカイロを作るには?」をテーマとし、カイロに使われる成分物質の役割を実験の結果から考察し、最高温度、持続時間の向上を目指しました。結果を深く考察し、グループで考えを出し合い、実験方法を考え改善に繋げていくという探究活動の基本の流れを体感し、普段の実験との違いに苦戦しながらも、問いに対して真剣に向き合い実験を行う姿が見られました。

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令和3年4月20日創造基礎B「神戸市の施策と長田区の現状」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科6期生(1年)40名を対象に、長田区まちづくり課課長の平岩正行氏をお招きし、「神戸市の施策と長田区の現状、そのまちづくりの取り組みについて」というテーマで講義をしていただいた。神戸市が「若者に選ばれる」魅力あるまちづくりに向けた施策や課題についての講義をしていただいた。本講義は、本校と長田区との連携協定(平成30年)にもとづき、「創造基礎B」の導入として行われたものである。

続いて、講義を受けて地域課題研究のテーマ設定を行うワークショップを実施した。8人5班に分かれテーマを設定した。長田区まちづくり課の職員3名もテーマ設定のアドレスや情報提供を行ってサポートをしていただいた。今後、各班がAB2つに分かれ同じテーマで活動していく。

〈各班のテーマ〉

1班 広報-広報誌の取材-

2班 美しいまちづくり-獅子ヶ池の自然-

3班 地域活性化イベント-ストリートピアノ、ビーチサンダル-

4班 神戸市の課題-図書館を中心に名谷の活性化-

5班 地域主体のまちづくり-駒ヶ林の活性化-

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令和3年4月13日創造基礎A 「新聞ワーク」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科6期生(1年)を対象に、「新聞ワーク」を実施した。入学前課題として新聞の切り抜きと感想を書く活動を行った。それをペアで発表し、各新聞テーマについて意見交換を行った。今後、同様の活動を「新聞ノート」として実施し、創造基礎Aのテーマ学習の予習や各自の興味関心に合わせて時事問題の理解につなげていく予定である。

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令和3年4月13日創造基礎A 「創造基礎を創造しよう」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科6期生(1年)を対象に、「創造基礎を創造しよう」というテーマでワークショップを行った。入学前課題として同テーマで各自で授業案を考えた。それをナショナル・グローカル・その他(新型コロナ関連等)に分類し、3~4人の班を編成し、お互いに授業案を共有ってグループの授業テーマを発表した。なお、ローカル課題については、「創造基礎B」の授業で扱う。授業テーマは以下の通り。

〈ナショナル〉

・模擬選挙―若者の投票行動、外国人、選挙権を軸に―

・男女間の育休取得の違いについて

・コロナ禍とアフターコロナの国内経済

・原子力発電所を稼働させるべきか ※ディベート

〈グローバル〉

・南北問題の解決―医療体制やコロナワクチンの不平等―

・尖閣諸島問題について現状と解決策

・世界の人権問題―格差、BLM、外国人労働者―

〈その他〉

・コロナと経済―日英のコロナ対策の比較―

・しあわせ中心社会

・コロナ不況―飲食店を中心に―

今後これらのテーマのうち、いくつかを生徒とともに授業準備や講師選定を行い、実施していく予定である。

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令和3年4月10日 創造科学科「新入生オリエンテーション」

本校講堂において、本校創造科学科5期生(2年)が創造科学科6期生(1年)を対象に、新入生オリエンテーションを行った。初めに、学校設定教科「創造」のうち、「創造基礎A」「創造基礎B」「RRE」について概要を説明した。次にアイスブレイクのために、自己紹介ゲームやビンゴをして雰囲気づくりをして、名刺交換の練習を行った。続いて、ワークショップ「フードロスを減らすには?」を行い、1年4人組に2年1名がファシリテーターとして参加し、「えんたくん」を活用しながら議論した。フードロスに関連する問題の広がりと絞り込みをして、議論した内容についてワールドカフェ形式で他班と共有した。最後に、「給食の残飯を減らすには?」というテーマで同様に議論し、各班の代表者が発表を行った。入学間もない1年生に対して、創造科学科で必要なエッセンスを詰め込んで伝えることができた。

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令和3年4月10日 「第11回未来創造シンポジウム」

本校講堂において、令和2年度学校の設定教科「創造」の集大成として「第11回未来創造シンポジウム」を開催した。普通科グローバルリサーチ2~3年生と創造科学科4~6期生、県内の中学生とその保護者、他校教員らおよそ300名を対象に実施した。プログラムは以下の通りである。

1 受付・ポスターセッション

2 学校長開会挨拶

3 基調講演  「これからの時代に求められるリーダー像とは?」

  Institution for a Global Society株式会社 代表取締役

    慶応義塾大学経済学部 特任教授 福原 正大 氏

4 学校設定教科「創造」の取り組み 生徒発表

(1)グローバルリサーチ 

  「市街化調整区域とまちづくり ~神戸から30分の秘境に迫る!~」

    普通科グローバルリサーチ受講生(3年)

(2)創造基礎(社会科学分野)

  「駒ヶ林×Art ~空き家活用プロジェクト~」

    創造科学科5期生(2年) 社会科学研究3班

(3)課題研究(自然科学分野)

  「半永久的!?第二のカビキラー ~イオン液体とカビ~」

    創造科学科5期生(2年) 自然科学研究1班

(4)創造応用ⅠL(社会科学分野)

  「Development of New Audible Traffic Signals」

    創造科学科4期生(3年)

(5)創造応用ⅠS(自然科学分野)

  「古池や おゆまる飛び込む 水の音」

    創造科学科4期生(3年) 物理研究班

5 パネルディスカッション

  「これからの時代に求められるリーダー像とは?」

    司 会   創造科学科4期生(3年)

    パネリスト 福原 正大 氏

          普通科グローバルリサーチ受講生(3年)

              ※体調不良により当日欠席

          普通科グローバルリサーチ受講生(2年)

          創造科学科4期生(3年)

          創造科学科5期生(2年)

          創造科学科6期生(1年)

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