校長通信 No.10

令和5年度 3学期始業式式辞

「何か一つでも地震への対応を・・・」

皆さんおはようございます。新年明けましておめでとうございます。今日、皆さんの元気な顔が見られてよかったです。今年もしっかり頑張りましょう。
このお正月は天気が良くて穏やかな気候で少しゆったりと過ごせたのではないかと思いますが、ニュースでは能登半島地震や羽田空港の飛行機同士の衝突事故など、大変ショッキングで心配な報道がありました。能登半島地震については、テレビの映像を見ると、兵庫県を襲った阪神淡路大震災と同じように家の一階が押しつぶされ、ビルが倒れ、火災も発生しているという状況で、29年経っても同じような災害の状況があり、自然の力の大きさ、克服することの難しさを感じました。
本校は防災ジュニアリーダーのいる学校でもあるので、今回のことを教訓として自分の防災への取り組みを振り返り、足りない部分があれば具体的なアクションにつなげてもらいたいと思います。例えば、自分の寝ているところに倒れて下敷きになるような家具をなくす。なくせないときは金具をつけて倒れないよう固定する。防災グッズを揃え、いつでも持ち出しできるようにしておく。交通や通信が途絶えたとき、どのように行動するか家族で相談しておく、などです。事前にどれだけ想定して準備しているかということは重要なことで、学校ではいざというときのために、PTAが防災グッズとして水とクッキーとアルミ製ポンチョを人数分用意してくれたりもしています。是非、この機会にできることを一つでもしておいてください。
さて、1月は1年の始まりであるとともに、年度の締めくくりとなる3学期の始まりでもあります。3学期は1年間の積み重ねが形として現れます。もし、うまくいっていないことがあれば、4月からとは言わず、心機一転、この機会に良い方向に向けられるよう努力してください。
3年生はいよいよ高校生活のカウントダウンに入ります。13日、14日は共通テストが実施され、受験する人の数も年々多くなってきています。廊下には“有終完美”という言葉が掲げられていました。それぞれの人が高校生活の有終の美を飾れるように取り組んでください。
では、3学期も頑張りましょう。