校長通信 No.9

令和5年度 2学期終業式式辞

「2学期の振り返り」

皆さんおはようございます。いろいろ行事もたくさんあった2学期でしたが、無事終業式を迎えることができました。特に今年は例年にない特別な行事として、創立50周年記念式典がありました。先輩方や関係の皆さん方に生徒の皆さんや先生方の様子を伝えることができてよかったと思います。校歌がどれだけ歌えるのかを楽しみにしていましたが、校歌のテープに歌声も入っていたので、皆さんがどれぐらい歌っていたのかはよくわかりませんでした。多分、それぞれ自分なりに歌ってくれていると思いますが、校歌は周年行事の時に歌うだけではありませんので、大切なことは自分の学校に誇りを持って、胸を張って校歌が歌えるような学校生活を送ることだと思います。今の皆さんの学校生活が60周年、70周年へと繋がっていきます。将来になって振り返ったときに、高校時代にこんなことを頑張っていたなと思えるように取り組んでもらいたいと思います。
その他、私個人としては、昨年は行かなかったのですが、今年は2年生の修学旅行に団長として参加しました。この修学旅行では学年のテーマとして「絆を深める」ということを掲げて取り組みました。そのため、スマホの画面を通してではなく、直接、目の前の仲間との絆を深めようということで、携帯電話の使用を制限しました。それ以外にも、集団行動なのでいろいろな制限がありましたが、学年主任から生徒が感想文にこんなことを書いてくれましたと報告があったので、その感想文の内容を紹介します。
「カメラが無いことでその瞬間、その時間でたった一度しか見れないところが、ものすごく特別感がありました。写真に収めることも大切だけど、二つの目でしっかりと見て、耳で聞き、体で楽しさそのものを感じるのが最高の楽しみ方と思いました。いろいろ制限はあったけども、その制限があったからこそ新しい発見や友達の大切さや人の温かみに触れることができました。」
というものでした。生徒がこのように感じてくれているということは、修学旅行団として大きな成果だと思います。
携帯電話は大変便利で役に立つものですが、それによる人間関係のトラブルも大変多くなってきています。基本は人と人との直接の人間関係作りだと思いますので、それを大切にした生活を送ってください。
それでは、1年の締めくくりですので、今年一年をしっかりと振り返り、新しい年のよいスタートが迎えられるよう、健康にも留意して冬休みを過ごしてください。