「特色類型」カテゴリーアーカイブ

第2学年『総合的な探究の時間』 看護コース「医療体験」

9月9日(水)5限に、第2学年の『総合的な探究の時間』において、医療看護コース対象の医療体験を実施しました。

将来、看護師を目指す13名の生徒は、「“生きてる”を感じる」というテーマで、看護師の井上幸代さんにバイタルサイン(生命徴候=生きている証)を教えていただきました。
ぺアを組んで脈拍、呼吸、血圧、体温の4項目の測定を行いました。
また、病院で感染症防止のために使用されている防護服の着用も体験しました。

理学療法士を目指す2名の生徒は、「突き指とテーピング ~どんな教科を学ぶのか~」というテーマで、神戸医療福祉専門学校の成田浩人さんに進学後に学ぶことを教えていただきました。
また、テーピングをお互いに巻くことを体験しました。

直接、看護師や理学療法士の方々から専門的な内容を聴くだけでなく体験もでき、良い機会となりました。

第1学年特色類型 高大連携授業

7月29日(水)1・2限、47回生第1学年特色類型生徒への高大連携授業を行いました。
講師には、神戸常盤大学より、こども教育学科 講師の柳原 利佳子 先生と看護学科 教授の庄司 靖枝 先生にお越し頂きました。

まず1限、柳原先生より、医療・看護と保育という対人援助職に就く者が備えるべき人間関係の形成について学びました。
続く2限は、医療・看護類型と保育類型に分かれ、医療・看護類型は庄司先生に、保育類型は引き続き柳原先生に学びました。

どちらもその職業についての基本的な知識を学びましたが、両先生とも最後に、その職業に就くために必要なもの、そしてそれを身につけるために如何に高校生活を過ごせばいいか、というメッセージを添えて頂けました。
これからの生徒たちの生活の道標となったことと思います。

柳原先生、庄司先生、誠にありがとうございました。

看護医療探究「臨床検査のトリセツ ~正しく使おう~」

7月14日(火)5限『看護医療探究』の授業で、大阪大学大学院 医学系研究科 渡邉 幹夫 教授に来校いただき、特別授業「臨床検査のトリセツ ~正しく使おう~」を実施していただきました。
2週間前の警報による臨時休校から仕切り直し、本日も実施が危ぶまれる中でしたが、生徒はそのようなことも関係なく意欲的に集合してくれた様子が印象的でした。

コロナ禍によって私たちにも身近に感じられるようになっている「臨床検査」について(今回は「PCR検査」に限らず広く「臨床検査」についてのご講義でした!)、「偽陰性/偽陽性」「有病率」「陽性的中率」「正解率」などの用語を教えていただきつつ、簡単な計算を通して、「目的を知る、精度を知る、限界を知る、そしてさまざまな可能性を考える」ことで「性能のよい検査を正しく使う=“トリセツを知る”こと」の必要を実感させていただきました。

世間で言われる言説を見る眼、正しく物事を判断する視点、そして医療職を目指す上での姿勢を伝えていただけたように思います。

「医療職者として、正しい知識とともに、自分の価値観をもって判断できるように、日ごろから意識してください」というメッセージは、医療職を志す彼ら彼女らの琴線にまちがいなく触れたことと思います。

お忙しいなか、お時間をつくってご講義いただきました渡邉先生、ありがとうございました。