探究は航海だ!松尾歩教授に学ぶ「問い」を深めるコツ

7月14日、本校2年生275名を対象に、神戸女学院大学の松尾歩教授による特別講義「探究活動の航海術~予定どおりにいかないから深くなる~」がオンラインで開催されました。夏休みの個人探究を前に、生徒たちが得た重要な学びを3つのポイントで紹介します。

  • 「問い」を絞り、具体化する テーマは「狭く具体的に」設定することが大切です。単なる調べ学習で終わらせないよう、対象を具体化して、生徒自身が調べられる方法で、比較や因果関係を取り入れ、「なぜそうなるのか」という答えを考える問いを立てる重要性を学びました。
  • 情報の信頼性とAIの活用 一次情報~三次情報の特性を理解し、ネット情報を鵜呑みにせず、誰が書いたかという「バイアス」を意識し、一次資料にあたることが不可欠です。また、生成AIは答えを丸投げするのではなく、思考を整理する「道具」として活用します。生成AIは出典にはならないこと、情報のコピペは盗用にあたるという情報リテラシーも、知識として知っていたことが実質的な学びとなり、生徒は深く理解できていました。
  • 予定通りにいかないからこそ深くなる 「失敗も結果のひとつ」であり、予想外の展開こそが探究を深めます。迷ったときは「コンパス」である問いに立ち返り、何度でも修正して良いというアドバイスは、生徒たちの大きな励みとなりました。
  • 発表時には調べたことの報告に終わらず、解釈や自分の考えを加える 聞き手を意識し、ストーリー構成は結論先行で、図やグラフを使って結論先行で伝えるといった発表時の注意点まで網羅的に学ぶことができ、生徒は未来の自分の姿を想像することができました。

松尾先生には事前に生徒全員の「問い」に目を通していただいており、生徒に寄り添った工夫を随所にこらしていただいていました。そのため、生徒も自分事として深く理解できたことがうかがえる感想がありました。

生徒たちは、松尾先生からのいただいた今回の学びを羅針盤として、そして「Don't Worry Be Happy」のお言葉を胸に、自分だけの「航海(探究)」を力強く進めていってくれると期待しています。

松尾先生、私たちの背中を押してくれる貴重な講義をありがとうございました!