雨上がりの朝、10月としては少し蒸し暑い中で農業の授業が始まりました。 前半は、2チームに分かれての作業。 1チームはマルチシートの外側から追肥の作業。発酵鶏糞を使用して追肥を行いました。 そして、何も植えていない区画を耕して、新たな作物を作る準備を行いました。 もう1チームは、夏に作ったトウモロコシ、サツマイモ、オクラの区画を撤去して、 新たに作物を植えるための土返しと畝立てを行いました。 冗談を言い合いながらも、手はしっかりと動いています。 石灰、鶏糞などの肥料をいれて土を返していきます。 一回土を返したくらいでは、全く柔らかくなりません。 和気あいあいとしながらも、相手は粘土質の土。あまりの重たさに、耕していた 生徒(運動部に所属しています)が「この土、陶工につかえるんじゃないですか?」 と愚痴をこぼすほど。雨上がりとあって、水分で余計に重たくなっています。 作業開始から一度も休憩することもなく、70分程度で最初の硬い土からは想像も つかないくらい、柔らかく耕すことができました。 後半は収穫した野菜を用いて、お味噌汁を作りました。 まずは、大根を一本引き抜きました。 大根の葉をしたから絞り上げるようにつかんで、垂直に引き抜きます。
↑大根を引き抜く動画です。よろしければご覧ください。 夏の暑い時期に種をまき、丁寧に育ててきた立派な大根です。 この大根ですが、下の白い根っこの部分は食べられるのはご存じかと思いますが、 実は葉の部分も食べられるのです。 葉の部分を茹でて、細かく切り刻み、ゴマとごま油、しょうゆで炒めると ご飯によく合うふりかけを作ることもできます。 今回はこの葉の部分も味噌汁の具となりました、 上の動画で収穫した大根と先日収穫して販売することのできないサツマイモも 一緒お味噌汁にして頂きました。 屋外クッキングですが、その場で作って食べるお味噌汁は格別の味でした! 今後、気温も下がり冬野菜を中心に栽培していきます。 酷暑の中、雨が降っても雪が降っても屋外作業がメインとなる農業の授業ですが、 自分たちが育てたものを試食することができるのも農業の授業の楽しいところです。