マレーシアより 10 現在のマレーシアの様子

皆さんこんにちは。日本のコロナの状況はどうでしょうか。コロナに関して、ワクチン接種などのニュースをよく目にします。少しずつでも改善に向かっていて欲しいと願うばかりです。今回は現在のマレーシアやAAJの学生また私の近況をお伝えしたいと思います。

・マレーシアの様子
 マレーシアでは、現在も依然としてコロナ感染が厳しい状況にあります。4月下旬から活動制限が続いていますが、改善の見込みが少なく、6月からはロックダウンが政府から発令されました。今、7週目を迎えています。昨日の感染者は9,000人(国の人口は日本の約1/4)近くに及び、今後さらにロックダウンの継続が予想されています。
 ロックダウンの期間は、食品を売るお店と、眼鏡屋さん、ホームセンターの日用必需品売り場だけが営業を許可されており、その他のお店は営業停止になっています。買い物や散歩、車での移動に制限があり、国の経済活動という点では全く動いていない状況だと思います。
 ワクチン接種は同期の先生方が2名接種されました。少しずつ接種の人口が増えて行っている状況にあり、他にも数人の先生の接種日程が決まりました。
 コロナの感染者が前日より多くなる日もあり、感染者の人数をを見ると深刻な状況ですが、状況改善に向けて国全体で動いていると思います。長い目で地道に乗り切っていくしかないと思います。

・AAJの学生について
 ロックダウンが続く状況で、学生はかなり活動の制限を強いられています。まず、学生は寮生活をしていますが、校外から出ることを原則禁止されています。これは寮生活であるため、1人でも感染してしまうと大変なことになってしまうからです。学生は11月に留学するための大切な試験(EJU試験※日本留学試験)を受けます。残り4ヵ月となり、コロナの状況下で感染対策をしながらも、EJU試験にむけて準備をしていかなければいけません。現在は精神的に辛い時期ではありますが、耐える時であると学生自身も感じているように思います。食事などは限られた大学の学生用食堂や売店でしか買えないため、このこともつらい状況の一つだと思います。
 AAJの学生は、朝8時10分から8時間のオンライン授業を受けます。その後は、各教科の確認テストに向けた勉強や予習復習、日本語の読解や聴解、筆記などの勉強を行い、一日中しなければいけない事がたくさんあります。また放課後や土・日曜日に補習を受けることもあり、学生にとっては大変な勉強の日々ですが、毎日頑張っています。
 来年の3月に、日本留学という形で学生の頑張りが報われればと願います。

・最後に私の日常を少し報告させて頂きます
 コロナのため、本来のマレーシアとは違った状況の中で生活をしていますので、生活としては海外に住んでいますが文化などの違いを感じる機会は少なくなってきました。その中で私の生活の変化をお伝えしたいと思います。
 私の生活で変わったことは、『自炊』です。これまでマレーシアに来てから自炊はしていましたが、家でつくるのは毎回同じものでした。コロナの感染がそこまで深刻ではなかった頃は、昼食は色々なおかずやカレーをプレートに取り食べられる大学の食堂に行っていました。また、夜もマレーシア料理の惣菜を買って帰ることや、店で食べることもありましたので、色々な種類のご飯を食べることが出来ていました。

これは食堂の昼食です。カレーがとても美味しくて、いっぱい食べてしまします。カレーは毎日4種類ほどおいてあり、惣菜は10種類ほどあります。これで値段は約6RMです。レジで食堂の方がプレートを見て値段を決められます。その日(レジの人)によって値段が大きく違うのも、特徴です(笑)

 しかし最近はロックダウンということが、店内での食事は出来なくなり、大学の食堂は閉まっています。そのため、スーパーや朝の市場で食材を買い、自炊をすることが多くなりました。
また自炊を多くし始めたもう一つの理由として、日本食が恋しくなってきたということがあります。先週、日本食の材料を買いました。

イオンのスーパーに行き、ダシと味噌を買いました。日本の食材や商品は多く売られています。食材以外にもトップバリュの商品(例えば、調理器具や寝具など)は日本と同じようにイオンに売ってあります。

 こんなものも買いました。

日本のお米を炊き、お味噌汁を作ったり、うどんや鍋などをしています。家でつくったご飯です。ちょっと恥ずかしいですが、載せてみます。

日本食が食べたい場合は、日本料理のお店も沢山ありますので、食べることが出来ます。値段はローカルのお店より少し高いです。

左の写真は、団長先生が好きな、日本海というお店の定食です。右の写真は、日本でも人気がある、まめ豚というとんかつのお店です。マレーシアに来てこれらの定食を食べたときは、日本で食べる時と全く同じだったので驚きました。

今は自由に活動をすることが出来ませんが、マレーシアの皆さんはコロナの改善を信じて生活されています。世界のニュースでは、大勢の人がスポーツ観戦などをしている様子も目にします。世界全体でコロナとうまく付き合っていける状況になればと思います。

今回も読んで頂きありがとうございました。また次回も読んで頂ければ嬉しいです。

AAJ
マレーシア派遣教諭