マレーシアより 08 果物 #2
皆さんこんにちは。今回は、前回の “マレーシアより 05” に引き続き、果物シリーズ『第2弾』を書きたいと思います。
前回書かせて頂いたように、マレーシアは『果物の宝庫』です。年中暖かい環境であるため、数多くの果物が所々で販売されています。マレーシアはスーパーだけでなく、道路沿いやマーケットでも、果物が販売されています。私が住んでいる住宅街の周りを散歩すると、果物の路上店舗が何件かあります。ヤシの実のジュースなども売っています。一年の中で、多少の季節の違いがあり(※雨季があります)、その季節によって旬の果物がそれぞれあるため、店舗の果物を見るのも楽しみの一つです。
このように、マレーシアは日本よりも日常生活の中で身近に果物があります。気候上よく育つことから、安く売っていることが、大きな理由の一つだと思います。実際、私もマレーシアに来てから果物を食べることが多くなりました。スーパーでは甘いお菓子も沢山売っていますが、果物が安く美味しいので最近はよく買うようになりました。
そのようなことから、スーパーでの果物の販売スペースも日本より、割合として広くとってあるような気がします。
これは近くのスーパーの写真です。たくさんの種類の果物が売られています。
他のスーパーの写真も載せてみます。この列のスペースは全て果物です。他にも右側に果物のスペースが確保してあります。多くのスーパーで、入口の入ったところからすぐに果物コーナーが設けてあります。
では、今回はそんな果物の中で、私がとても驚いた果物を紹介したいと思います。実は、上の2枚の写真でメインになっているのですが、皆さんはお分かりになりますか。1枚目の写真では、約6種類、2枚目の写真では、5種類の同じ果物が写っています。この説明で、何かわかりましたか。
更にヒントを出してみますと、日本では高級な果物として一般的には認知されていると思います。
もう一つのヒントは、この果物の有名な産地は、日本では宮崎県です。皆さん、お分かりになりましたか。
正解は、『マンゴー』です。この答えを聞いて、写真の一体どれがマンゴーなのか分からない方もおられると思います。僕も最初、どれがマンゴーなのか全く分かりませんでした。日本で見ていたマンゴーのイメージとかなり違うと思いました。
左の写真が、上の1枚目の写真のマンゴーになります。右の写真が、上の2枚目の写真のマンゴーです。
日本の方は、最初これを見てマンゴーだと分かる方は少ないと思います。では、本当にこれがマンゴーなのか証明をしたいと思います。
先日、マーケットで、果物のお店が閉まる直前に横を通りかかりました。すると、お店の方がおまけをつけて、10RM(リンギット)≒260円でマンゴーを売って下さいました。(通常は15RMです。)一つにつき、約87円で買えました。それがこちらです。
右下の写真がおまけで貰ったものです。実はこれもマンゴーです。私も切ってみるまで、マンゴーとは分かりませんでした。こんなにも多くの種類があることに、改めて驚かされました。
では、買ったマンゴーの写真を掲載していきたいと思います。
マンゴーはこのように少し平らな形になっています。今まで、丸い筒状の形に近いかと思っていたのですが、マレーシアで売っている多くの種類のマンゴーがこの形です。
切り方にもコツがあります。というのもマンゴーには真ん中に種が入っています。そして、その種は大きな平らの形で入っており、種の周りは多くの筋で覆われています。ですので種を取ると、周りは種に繋がっている柔らかい筋と共に取れるようになります。
この筋と共に、種に沿うようにマンゴーを三枚おろしのように切っていきます。切るときは、上の右側の写真のように立てて上から包丁を入れます。縦から切った写真がこちらです。右側は種がうっすらと見えています。
切ってみると、どうでしょうか。やっと私たちがイメージするマンゴーの果肉の色が出てきたと思います。
では次に進みます。よくマンゴーの画像で目にする形にしてみたいと思います。
このように切り目を入れます。では、裏返してみます。
このようになりました。私は初めてこれを行ったとき、本当に驚きました。日本では高級フルーツのため食べたことがなく、映像でしか見たことのなかったマンゴーが、90円程度で買うことができ、よく見るマンゴーの映像と変わらないことが家の台所で出来るとは、想像もしていませんでした。
お皿に切ったマンゴーを盛り付けて、食べました。とても美味しかったです。
他にも、マンゴーの果肉をそのまま使い、氷と共にペースト状にしたマンゴーフローズンなども売っています。
フルーツはマレーシアの人々にとって、本当に身近な食べ物です。マレーシアに来て、マンゴーには衝撃を受けました。また、マレーシアで美味しいと思った果物や、日本では珍しい果物を食べて紹介したいと思います。
追伸、知っておられる方もいらっしゃると思いますが、現在マレーシアはコロナの感染において、深刻な状況です。日本の1/4程度の人口ですが、先週は感染者が9,000人を超え、感染者の割合が世界で最も高い国になってしまいました。6月1日からは、国全体でロックダウンが発令され、多くの活動が、強く制限されるようになりました。
厳しい状況ですが、日本と共に少しずつでもよくなることを願うばかりです。私は、与えられた任務を出来る限り、今ある状況の中で努めたいと思います。今のところ身体に問題はなく、元気で仕事をさせて頂いております。
今後ともよろしくお願い致します。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。引き続き読んでいただけば、嬉しいです。
AAJ
マレーシア派遣教諭