マレーシアより 06 コロナの現状について

皆さんこんにちは。今、日本では緊急事態宣言が各県で発令され、再びコロナの深刻な状況になっていることを、ニュースや各情報メディアで目にします。ワクチン接種の開始とともに、少しでもこの状況が収束に向かうことを願うばかりです。

日本同様、マレーシアでもコロナ感染は収まっておらず、むしろ深刻な状況になりつつあります。政府からの活動制限令(MCO)が4種類あり、5月6日(木)からはロックダウンに次ぐ厳しいものになりました。州を越えての移動は特別な理由がない限り許されません。そのため、州を越える高速道路や主要道路で警察が検問を行っています。他にもいくつかの制限があります。

そして、生活に必要なものが購入できる以外の施設と飲食店の多くが閉まっています。オープンしていても、店内で食事をすることは禁止されています。テイクアウトのみの営業です。マレーシアも人口に比べ感染者が多く、苦労している国の一つだと思います。

ワクチンに関しては、アストラゼネカ社製がマレーシアの担当らしいのですが、5月上旬には一旦接種を中断していたと聞きました。しかし、先週からワクチン接種の再開が行われています。私の周りではまだワクチン接種の話題がそんなに出ていないのが、現状です。

私たちの学校でも、4月下旬に学生の一人に感染者が出ました。学生の多くがPCR検査を行いその後10日間、寮とは別の施設で一人ずつ隔離生活をしました。オンライン授業を毎日8時間、長い日には9時間受ける大変さを考えると、つらい気持ちになります。日本に留学するために、精一杯勉強ができる場が早く日常に戻ってくることを願います。

左の写真は、学生が寮から学校に通っている、大学内の道です。マレーシアではヤシの木が道沿いに多く植えられています。
右の写真は学生が8時間の授業を受けた後、希望してレベルの高い問題の補習を放課後に受けているところです。本当に一生懸命取り組む学生達です。

厳しい状況は続きますが、その中でも何とかお互いを助け合いながら、励まし合いながら懸命に生きていければと思います。

最後にマレーシアの写真を1枚紹介したいと思います。

この写真は、同僚の先生が昨年末に撮られたものです。太陽がほぼ真西に沈んでいきます。見えている海はインド洋です。

引き続きブログを読んで頂ければ嬉しいです。ありがとうございました。

AAJ
マレーシア派遣教諭