北高 校長室から 071 タイ王国SB校 Day 5 #2

第70号 #1 からの続き 》

SB校来訪の実質的最終日と言える本日10月28日(月)の投稿、2回目です。
※写真も多く、長くなりそうなので、2回に分けました。

さて、1時間目、体育館での歓迎式のあと、2時間目の様子です。
この時間は、SB生5名全員が、1年生の英語の授業に参加しました。

北高生は予め5つの班に分かれており、SB生一人ずつが各班に入ります。

北高生は、(基本的に英語で)「名前を教えてもらう」「あいさつを教えてもらう」などという課題を与えられていましたが、それ以外にも、年齢・誕生日・趣味・ボーイフレンドの有無など、北高生は色々な質問をして、大いに盛り上がっていました!
本当に楽しそうで、とってもいい感じでした!

続く3時間目は、北高のすぐ近くにある唐櫃中学校・唐櫃小学校・からと幼稚園を訪れました。
本校前にある、からと幼稚園では、園児との交流会をしました。

上の6枚の写真は全て、からと幼稚園での様子ですが、室内では、園児といっしょに「だるま落とし」「コマ回し」そして「けん玉」をしました。
SB生は、どれも初めてのようで、最初はなかなかうまく行きません。

これらの日本古来の遊びの中で、「けん玉」については、SB生は7時間目にも遭遇することになります。
中学校と小学校では予定外に時間がかかったため、少し遅れて北高に戻りました。

4時間目は、特別に華道の先生(以前このブログにも登場していただいた先生)にお出ましいただき、生け花を教えていただきました。

先生の言うとおりに(するとおりに)やればよいので簡単に思えますが、なかなかそうはうまく行きませんでした。
でも、一応全員が完成させ、写真を撮り、ホストファミリー用に家に持ち帰りました。

5・6時間目は、書道と美術でした。
2時間目のように北高生といっしょの授業でしたが、残念なことに(今のところ)写真がありません。
また後日入手したいと思います。

本日最後の7時間目は、1年生の体育館での「総合的な学習の時間」に参加しました。
「日本の昔の遊び」がテーマです。

紙飛行機の飛距離を全学年で競ったり、各クラス対抗で「けん玉競争」をしたり、SB生も全てに参加しました。

写真はないのですが、時間の終わりに、1学年からSB生に(手作りの写真パネルの)プレゼントが贈られました。
SB生は、感動のうちに全員が「日本語で」お礼を述べたのですが、実は、日本語では感動・感謝の気持ちを十分に表すことはできません。

あとでナン先生が、「あのとき、(SB生に)タイ語で思うことを十分に話させ、私がそれを日本語にしてあげればよかった」と仰ってました。
殆ど泣きそうになっていたSB生に対して、他のSB生が「泣かないで」とタイ語で言っていたそうです。

SB生にとっては、今日は休む暇もない1日で疲れたかも知れません。
しかし、一般の北高生にとっては、いっしょに過ごせた唯一の一日でした。

私が見たところ、北高生は暖かく本当にフレンドリーに接してくれたと思います。
これは、実は、私の期待通りでした。

ありがとう! 北高生!

今日は、それぞれのホスト家庭で最後の夜を過ごします。
そして、明日早くに関空からタイに帰国です。

★交流相手シーブンヤーノン校や滞在日程については、こちらの本校サイト内のページをご覧ください

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥