グローバル探究コース1年(38回生)がJICA関西を訪問しました

 7月7日(水)、期末考査最終日を終えたグローバル探究コース1年生はJICA関西(神戸市東灘区)に向けて出発しました。現地に到着後、まずエスニックランチ(パキスタン料理)を体験しました。環境に配慮して全員自宅からマイ箸を携行して食事をいただきました。好評だったのはタンドリーチキン、多くの生徒が面食らったのは人参のすりおろしスウィーツです。食べ慣れない食感も多くありましたが、食品ロスの観点から残さないという意識が自然とクラス全体に広がり、ほぼ全員が完食していました。素晴らしいクラスです!
 昼食後、館内の施設を見学しました。閲覧室には地球規模の課題について体験的に理解できる仕掛けも多くありました。ある生徒は世界のゴミ問題についてのパネル展示を前に、真剣に見入っていました。その後、JICA隊員である織田芳孝さんの講義を受けました。インドネシアに滞在中に気づいた“現地の方の自立を促す援助”を「魚ではなく釣り竿を」という言葉にして教えていただきました。最後の挨拶で、代表生徒が「日本の常識で世界を見つめるのではなく、それぞれの国の人たちの暮らしに自分たちが合わせようとする柔軟さが必要だと感じた」と感想を伝えました。まさしく講師の織田さんが伝えたかったことだと思います。
 今回の行事を通して、英語を学習するコース生が、英語圏だけでなく地球上のあらゆる国に関心を広げてくれることを期待しています。お忙しい中、このような機会をつくってくださいましたJICA関西のスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

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