授業は、本校の作法室で行われました。授業は、畳の部屋に正座で大江先生を囲む形で進められました。毎日の生活でなかなか正座をする機会はありません。足のしびれを必死に耐えていた生徒もいました。それでも何とか所作に則って、お点前する側、受ける側に分かれて茶道を体験することができました。普段は大変賑やかな1年1組ですが、お点前中は厳かで静寂な雰囲気に包まれていました。
体験後、大江先生との交流時間が設けられました。生徒からは、作法室の掛け軸や生け花のこと、大江先生が茶道を始めたきっかけなど様々な質問や感想がありました。日本の伝統文化の奥深さを次のように伝えた生徒もいました。「普段慌ただしい生活をしているだけに、今日はこのゆっくりと流れる時間を楽しめた。この雰囲気も日本文化だと思った。」
来年、コース生には研修旅行先で自国文化を伝える機会が必ず訪れます。今回の体験授業は、自分の言葉で日本の文化を伝えるための良い機会になったことと思います。大江先生、茶道部の先生、部員の皆さん、このような貴重な機会をつくっていただき本当にありがとうございました。