1月22日(水)、「子どもの発達と保育」の授業へ、聖和短期大学の大北理津子先生にお越しいただきました。
「子どもと言葉」というテーマで、幼稚園のご勤務経験を交えた楽しく実践的、専門的な内容の授業をしてくださいました。
言葉の働きについて、直接体験の大切さや言葉の教育は人間教育につながることなどを確認する学びとなりました。大北先生が「子どもはまるで、言葉を食べるように、どんどんいろいろな言葉を吸収していくのですよ」とおっしゃったことが印象的でした。高校生は流行語や略語を使いがちなところがありますが、きれいで豊かな表現をしたいという思いを持ちました。
また、話し方のアクティビティをして、相手のことを大切にしている思いや敬意は、やはり言葉に反映されるということを実感することが出来ました。
最後に大北先生が「素話」を披露してくださいました。絵も映像もなく、言葉だけで、ここまで豊かな表現ができるのかと驚くと同時に、高校生をすばらしいお話の世界に誘ってくださいました。デジタルなど視覚刺激が多い中で、静かで落ち着いた環境で、お話を聴くことの尊さを実感することができました。
言葉を育むことは、心を育むことにつながるということを再確認し、温かな気持ちに包まれて授業が終了しました。大北先生、楽しく素敵な授業をありがとうございました。
文責:「子どもの発達と保育」担当