2025年1月14日(火)、選択科目「保育基礎」「保育実践」履修者を対象に、特別授業を実施しました。
講師として、川西市にある助産施設「しまざき助産院」より助産師さん、スタッフさん、赤ちゃんとお母さん方にご来校いただきました。
教科書に載っている出産に関する知識だけでなく、妊娠期をどのように過ごすかということや、生活面・精神面の充実感の大切さなどを教えていただきました。
日頃の学習では「保育者として子どものために何ができるか」を考えることが中心となっていますが、根本として必要な「自分自身を大切にすること」の大切さについても伝えていただきました。
授業の最後には、実際に赤ちゃんを抱っこする機会をいただき、日ごろ接することがない乳児(3カ月・6カ月児)への対応に戸惑いながらも、幸せにあふれた時間をもつことができました。
貴重な機会を与えていただき、誠にありがとうございました。
【生徒の感想】
・今まで、子どものことについて学んできましたが、母親や環境について考えることは少なかったので良い学びにつながりました。また、助産師さんが言っていた、「出産する前、出産してから育っていく過程は点じゃなく線」だというのがとても印象に残っていて、子どもを産む環境がとても良いものであれば、幸せがいっぱいになって子育てが楽しくなって、世の中の虐待なども減るのかなと思いました。
・今まで私は、子どもは欲しいけど出産するのが痛そうだし怖いし正直まだ将来は子どもいなくてもいいかなと思っていたけれど、今回の講義を聞いて子どもが欲しいと思いました。実際に出産した人のアンケートを見て考えがかわりました。
・学校では学ばない内容を詳しく学ぶことができて、とても面白かったです。自分が産まれてくるのにどれだけお母さんが苦労してきたのかを知ることができました。これからは態度を改め、お父さんやお母さんに優しく接したいと思いました。
・赤ちゃんの時に大切にしてもらった経験は「自分を大切にする、人を信じる力」に変わるということを知ったので、小さい頃の家族との時間はとても大切だということを改めて感じました。