令和3年11月13日GRⅡ 学校説明会「本校の探究活動紹介」

本校講堂において、普通科グローバルリサーチ受講者(2年)が、学校説明会に参加した中学生423名に向けて、本校の探究活動について発表した。まず、本校の「総合的な探究の時間(ひょうたん)」の活動について、次にグローバルリサーチ及び研修旅行について紹介した。続いて、1・3・5・9・10班が研究についてそれぞれ2分程度で簡潔に紹介した。

〈発表タイトル〉

1班「スマホと睡眠」

3班「未就学児の教育格差をなくそう」

5班「神戸市中学校給食の残飯を減らすために」

9班「イカナゴについて」

10班「情報リテラシーで明るい社会参画を!」

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令和3年11月10日 創造応用IS「探究活動⑦」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの7回目の探究活動と中間報告会を行った。

数学分野では、自身の研究テーマについてその具体的な手法を大学の先生と相談しながら決定していった。これまでの講義で学んだ統計における関数をどのように組み合わせてどのように結果を導き出していくのかを考えた。

物理分野では、パラシュートのバルーン部分の表面積を一定に保ちながら形を変えることによって落下速度がどのように変化するのかを作製した模型を使って測定した。バルーンの形により落下時に空気を受ける部分の面積が異なるため、形状による差を確認した。

化学分野では、先行研究の内容をもとに、磁力をあてることで食品の鮮度が保てるのかを評価するために寒天培地を用いて食品から発生するカビを抑制できるのかという観点から評価する方法を考えた。今後実際に食品に磁力を当てて評価していく。

生物分野では、野菜に様々なpH指示薬を溶かした水を吸収させ、内部でのpHの変化から水の吸収のメカニズムを探るための実験を行った。野菜に色水を吸収させた後、断面を確認し、維管束部分が染まっていることを確認した。

都市工学分野では、新長田駅周辺に地域を絞り、現在のコンビニの配置について調べた。また、その地域の人口、年齢分布も調べ、そこからコンビニの適正配置について検討を行っていく。また、自分たちで考えた適正配置が本当に適切なのかを評価する方法についても検討した。

分野ごとの活動の後、全ての分野が集まり、中間報告会を行った。今回の報告会では、自分たちの研究をいかに魅力的に伝え、聞き手に興味をもってもらうかという部分を意識して発表を行った。お互いに質問や意見を交わし、今後の研究につなげていく。

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令和3年11月6日「ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2021 ブラッシュアップのための発表会」

グローバルリサーチ受講生(2年)3名が、ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2021 運営委員会、(特活)関西NGO協議会主催「ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2021」の口頭発表「アイデア探求コース ブラッシュアップのための発表会」にオンラインで参加した。生徒は、在日ベトナム人の医療アクセスの円滑化するためのチェックシートや指先シートを作成し、提案した。生徒の発表(3分間)に対し、認定NPO法人テラ・ルネッサンス アジア事業マネジャー カンボジア駐在代表の江角泰氏、同職員・外務省NGO相談員の栗田佳典氏、NGO福岡ネットワークの加藤綾乃氏、認定NPO法人気候ネットワークの田中十紀恵氏からそれぞれコメントをいただいた。

〈生徒発表タイトル〉

フォーより簡単な医療手続き

ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2021

https://owf-youth.com/index.html

〈生徒感想〉

ワン・ワールド・フェスティバル for youth 2021 に参加して、これから私たちがしていかなければならない3つのことがわかりました。1つ⽬は抗⽣物質の危険性をベトナム⼈に知ってもらうためのポスターの作成です。ベトナム⼈に伝えるにはまず私たちが抗⽣物質や薬剤耐性菌について知らなければならないので、それらについてよく理解した上でわかりやすいポスターを作成したいと思いました。2つ⽬は指差しカードなどをまずは病院で使ってもらうことです。もし今私たちが作ったものが病院で使いづらかったり、使うことができないとなると本末転倒なので、現場の声を聞き、改善していきたいなと思います。3つ⽬は、今回参加して私が印象に残ったコメントなのですが、どこを強調したいかをはっきりさせることです。抗⽣物質のポスターを含む今後の発表とでは強調する部分が変わるかもしれないのですが、今回強調すべきだった所は⾒えてきた課題や、これからの展望だと思います。これからも発表する時に要点を置いてパワーポイントを作っていきたいです。私たちはベトナム⼈が病院へ⾏きやすくなるような⼿段として指差しカードなどを作ったと思っています。これからは、ベトナム⼈になぜ⽇本では抗⽣物質が買えなかったり、病院でもらえないのかを知ってもらうために、1つ⽬である抗⽣物質のポスターに重点を置いて研究を進めたいと思います。

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令和3年11月3日 高大連携課題研究発表会at京都大学

グローバルリサーチ受講生(2年)3名が京都大学で実施された高大連携課題研究発表会に参加し、研究のポスター発表を行った。今回は「風車の羽角度と発電量の関連性を探る」というタイトルで発表を行った。8分間の発表、3分間の質疑応答を繰り返し行った。京都大学の先生や大学院生、他校の生徒から研究内容や研究の進め方について厳しい指摘や質問を受けたが、それに自分たちなりの答えをしっかりと返すことができていた。

客観的な意見を聞くことで自分たちの研究を見直し、今後の方向性を考える機会となった。また、他校の多様な発表を聞くことで探究活動に対する意義や熱意を再確認することができた。

〈生徒感想〉

実際の発表ではまだ聞き手の様子を見ながら説明したり、練習通りのペースで説明したりすることがあまりできなかったので繰り返し練習が必要だと感じた。内容の方では仮説と今後の方向性について指摘を受けた。仮説では風力発電のプロペラは研究がされ尽くされているのでもっと先行事例を調べるべきだということを、今後の方向性については風力発電については研究がされ尽くしているのでもっと「神戸の気候にあった」ということを考えて進めるべきだというアドバイスをいただいた。他にも色々なアドバイスがあったが全体を踏まえると、先行事例や風力発電の基本的な知識をもっと調べる必要があると感じた。今回の中間発表では前回の中間発表に比べてかなり具体的なアドバイスを多くいただいたのでそれを見返しながら探求を進めていきたい。

今回合同発表会に参加したことによって、私は多くの刺激を受け、いくつかの発見がありました。特にこのように実際に研究内容を他者に伝えることで私たちの研究について多くの抜けを見つけました。例えば圧倒的な知識不足です。私たちはプロペラを作ることを最優先にしたため、風力発電についての詳細な情報や、先行事例、開発状況についてをよく理解していませんでした。なので質問をされた際に研究のことは答えられてもなぜその研究が今後役に立つのかを詳しく答えられませんでした。今後の研究ではまず風力発電についての基礎知識を身につけたいと思います。

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令和3年11月3日 課題研究「高塚公園採水」

課題研究で「環境DNA」をテーマに研究している創造科学科6期生(1年生)の8班4名が、カワバタモロコとブラックバス、ブルーギルがいるかを調べるために、高塚公園内の湯谷池にて採水を行った。前日に大学院生から採水方法の指導を受け、それに従って採水した。

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令和3年11月2日 課題研究「第5回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第5回目の授業を受けた。

8班に分かれてそれぞれの設定したテーマについて実験や観察を本格的に開始した。今回は全ての班に大学院生が指導に参加していただいた。

高分子化合物の合成研究、ひっ付き虫の特徴を探る研究、髪の毛が痛んだ時の変化を調べる研究、地域の水から環境DNAを採取し生態系を調べる研究、彗星の流れを再現する研究など自分たちで研究の方法を考え、実験・観察を行いながら、出てきた課題は大学院生の方と相談しながら克服するための方法を考えながら研究を行った。

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令和3年11月1日 創造応用IS「探究活動⑥」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの6回目の探究活動を行った。

数学分野では、自分たちの研究テーマについて、具体的にどのように統計をとるか、データをどのようにまとめていくのか検討を行った。これまでの大学の先生による統計学の講義で得た知識や技法をどのように活用して研究を進めるかを考えた。

物理分野では、作製した模擬的な部屋の中で線香の煙を使って空気がどのように対流するのかを実験で確認した。実験方法や条件の設定を細かく検討し、実験の精密度を上げていく。パラシュートの制作においては、縮小版の模型を使っての実験を行った。

化学分野では、作製した磁性流体を食品保存にいかせるかを確認するための実験方法を検討した。食品に生えるカビを抑制するという観点から評価できないかを考え、具体的な実験方法を考えるとともに、磁性流体を大量作製にも取り組んだ。

生物分野では、野菜に吸収された後の水がどのように変化するのかを調べるために様々なpH指示薬を用いて植物の体内の水のpHの変化を測定するための実験を行った。短時間では変化が見られず、色の変化を明確にするための条件を検討した。

都市工学分野では、実際のデジタルマップを用いて、検証地域においてコンビニがどのように配置されているのかを調べた。そこから読み取った情報をもとに今後、その地域に適した配置を考えていく。

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令和3年10月30日「WKCフォーラム2021Global Health High School Summit ~高校生からの姫路宣言~」

アクリエ姫路において、グローバルリサーチ受講生(2年)3名が、WHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)主催「WKCフォーラム2021Global Health High School Summit ~高校生からの姫路宣言~」における発表者、及び宣言作成者として参加した。参加校(姫路西、関学千里国際、長田、葺合、飾西、姫路女学院、本校)はそれぞれのテーマに合わせて研究発表を行い、「姫路高校生宣言」を清元姫路市長及び藪本県健康福祉部長(県知事代理)に提出した。本校生徒は「メンタルヘルスに対する偏見をなくして相談に行こう」をテーマで研究してきた内容について発表した。また、宣言文の提出の役割も担った。

〈生徒感想〉

今日、WKCフォーラムで発表してみて緊張もしましたが、たくさんのことを得ることが出来ました。他校の発表を聞いて、内容も全ての高校が様々な工夫をしていて凄いなと思ったし、本当に同世代?と思うほど、プレゼン力もとても高くて勉強になることがとても多かったです。また、自分たちの発表の後の質疑応答では自分達には無かった視点から質問して頂くことで、自分達にはなかったことも考えることが出来ました。今後は今回の研究で見えた課題を解決して行きたいです。

2ヶ月かけて準備をしてきた研究はとても良い形で発表出来たと思います。大学生サポーターの相良さんや、古川教授にいただいた助言は、私達だけでは思いつかなかったようなことばかりで新たな視点を得ることが出来ました。また、他校の発表を見て、研究の方向性や発表資料の構成、発表の工夫など学ぶことが沢山あり、とても良い刺激になりました。これからは、課題であった「相談するきっかけ作り」に重きを置き、さらに研究を深めていきたいと考えています。

私はこのフォーラムを通してあまり詳しくなかったメンタルヘルスについてたくさんのことを知ることができ、また自己管理も出来るようになったことは大きなことだと思います。研究方法が定まるのが遅かったので研究が大急ぎだったけどとても楽しくできました。発表の練習でも緊張したりして内容が飛んだりしたことがあって本番が出来るかどうかとても心配だったけど大きなミスもなく本番を終えることができてよかったです。これを機にメンタルヘルスを自分で維持出来るようにしたいです。

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令和3年10月29日創造基礎A「模擬演説会&模擬投票」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年生)が創造基礎Aの授業で模擬選挙を行った。各班がそれぞれ政党になりきり、班から1名が模擬代表として演説を行った。政党については、模擬選挙ネットワークの教材を活用し、第49回衆議院議員総選挙比例代表近畿ブロック届出政党(以下、届出順)のれいわ、日本維新の会、立憲民主党、国民民主党、自民党、共産党、NHK党、公明党、社民党に班分けをした。事前学習で、各党について選挙時に政党ごとに配布された資料やHPから調べて、綱領・コロナ対策・経済政策・社会保障政策・外交政策・その他の主張の項目についてまとめた「政党カタログ」を作成した。そのカタログと模擬代表の演説(各党2分)をもとに評価を行い、模擬投票を行った。投票結果は以下の通り(11月1日開票)。

れいわ2、日本維新の会6、立憲民主党6、国民民主党7、自民党7、共産党0、NHK党3、公明党1、社民党0、白票1、棄権2(欠席4名、留学1名)

〈生徒の感想〉

若者の投票率が低いとよく問題として挙げられている。せっかく投票できる権利があるのにもったいないと思う。他方で、日本に住んでいる外国人の中には投票したいと思っている人は少なくない。投票できる人が参政するのが少ないのに、投票したい人には権利がないのは何故だろうと長い間思ってきた。彼らにそういう権利があれば国の課題が解決できるかもしれない。

私は新聞でも政治に関する記事を避けたりなど、政治には興味を持てなくて知識も全く持っていなかったけど、今回の模擬投票で1票重みを感じることが出来た。私ももうすぐ投票できる年齢になるから、それまでには知識をつけておきたい。

演説に勢いがある、周りに同意を求める政党の方が自分としては入れたいとなった。実績や、政策、公約を2分間ただ述べるだけでなく、聞き手に問いかけるような疑問も入れて演説をするとさらに良くなったと思う。2分の中では何回も質問を投げかけるのは難しいが、実際の街頭演説などにおいて聞いている人に対して問いかけることの重要さに気づいた。高校生の僕には、高校、大学の無償化などといったワードに惹きつけられた。

今回自分の所属する党意外の事前調べが薄く演説やカタログを見て考えを固めた感じがしたのでもっと事前調べが必要だと感じました。また日頃のニュースなどを見て活躍している議員さんの所属する党に投票したい、などと感じたので日頃の時事ネタを知ることも選挙において必要だと感じました。

投票は思っていたよりスムーズな流れで終わった。だけど、本当の選挙の投票では他にもまだやることはあるので、もう少しかかると思った。2年後には選挙権を得て、こんな感じで投票を行うのかと考えると、楽しみだと思った。国の政治を左右する衆院選に目が向きがちで、あまり裁判官について知らず、国民審査は よくわからないが、最高裁裁判官は三権分立の一つである司法のトップであるから、国民審査も事前にどう投票するか考えるようにしたい。

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令和3年10月26日 課題研究「第4回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第4回目の授業を受けた。

前回の院生ゼミで作成した研究計画をもとに、探究活動を開始した。班ごとに、DNAの採取のためにフィールドワークに出る、実験条件の確認、観察地点の絞り込みなどを行った。

神戸大学の大学院生から対面やオンラインなど様々な形態で助言をいただきながら研究を進めた。指導をいただいている神戸大学の谷先生からも、考えや意見を活発に出し合い自分たちの研究を主体的に進めていこうとする様子が良かったというお言葉をいただいた。

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