本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年生)が創造基礎Aの授業で模擬選挙を行った。各班がそれぞれ政党になりきり、班から1名が模擬代表として演説を行った。政党については、模擬選挙ネットワークの教材を活用し、第49回衆議院議員総選挙比例代表近畿ブロック届出政党(以下、届出順)のれいわ、日本維新の会、立憲民主党、国民民主党、自民党、共産党、NHK党、公明党、社民党に班分けをした。事前学習で、各党について選挙時に政党ごとに配布された資料やHPから調べて、綱領・コロナ対策・経済政策・社会保障政策・外交政策・その他の主張の項目についてまとめた「政党カタログ」を作成した。そのカタログと模擬代表の演説(各党2分)をもとに評価を行い、模擬投票を行った。投票結果は以下の通り(11月1日開票)。
れいわ2、日本維新の会6、立憲民主党6、国民民主党7、自民党7、共産党0、NHK党3、公明党1、社民党0、白票1、棄権2(欠席4名、留学1名)
〈生徒の感想〉
若者の投票率が低いとよく問題として挙げられている。せっかく投票できる権利があるのにもったいないと思う。他方で、日本に住んでいる外国人の中には投票したいと思っている人は少なくない。投票できる人が参政するのが少ないのに、投票したい人には権利がないのは何故だろうと長い間思ってきた。彼らにそういう権利があれば国の課題が解決できるかもしれない。
私は新聞でも政治に関する記事を避けたりなど、政治には興味を持てなくて知識も全く持っていなかったけど、今回の模擬投票で1票重みを感じることが出来た。私ももうすぐ投票できる年齢になるから、それまでには知識をつけておきたい。
演説に勢いがある、周りに同意を求める政党の方が自分としては入れたいとなった。実績や、政策、公約を2分間ただ述べるだけでなく、聞き手に問いかけるような疑問も入れて演説をするとさらに良くなったと思う。2分の中では何回も質問を投げかけるのは難しいが、実際の街頭演説などにおいて聞いている人に対して問いかけることの重要さに気づいた。高校生の僕には、高校、大学の無償化などといったワードに惹きつけられた。
今回自分の所属する党意外の事前調べが薄く演説やカタログを見て考えを固めた感じがしたのでもっと事前調べが必要だと感じました。また日頃のニュースなどを見て活躍している議員さんの所属する党に投票したい、などと感じたので日頃の時事ネタを知ることも選挙において必要だと感じました。
投票は思っていたよりスムーズな流れで終わった。だけど、本当の選挙の投票では他にもまだやることはあるので、もう少しかかると思った。2年後には選挙権を得て、こんな感じで投票を行うのかと考えると、楽しみだと思った。国の政治を左右する衆院選に目が向きがちで、あまり裁判官について知らず、国民審査は よくわからないが、最高裁裁判官は三権分立の一つである司法のトップであるから、国民審査も事前にどう投票するか考えるようにしたい。