新感覚の高齢者施設「はっぴーの家ろっけん」において、「六間道商店街に10代を呼び込もう!」をテーマに研究している本校創造科学科1期生(1年)5班の生徒5名が、「はっぴーの家ろっけん」の看板を制作しました。はっぴーの家ろっけんの代表取締役 首藤さんから看板作成の提案を受け、r3の合田さんの協力を得ながら、12月から企画を練り、3月に施設で制作を続け、完成させました。はっぴーの家ろっけんのコンセプトである世界をイメージしながら、r3のコンセプトである廃棄物を資源に変える手法で看板を作りました。お披露目のあと合田さんと首藤さんを交えてふりかえりをおこないました。
〈生徒の感想〉
もともとこの「新長田で何かしよう」というのが始まったのが6月くらいだった気がするので、ずいぶん長い時間がかかりましたが、無事区切りをつけることができてよかったです。自分は北区の上の方に住んでいて、最初は長田に何があるか何も分からなかったけど、フィールドワークを重ねるにつれて町について知っていけたと思います。看板を作ると決めてからも、はっぴー家やろっけんみちがどんなイメージかを考えたり、コンセプトが二転三転したりしたけど、その分だけいろんな角度から町を見ることができたように思います。実際作り始めた時も漠然としたイメージしかなくて、はっぴーの家で作ることで自分達がそこの何を表現するのかを考えて作っていくことが出来ました。作りに行くと言っても子供達と遊んだり、ダンスしたりピエロを見たりすることもあり、最初は驚いたけどはっぴーの家の目指すものを体感でき楽しかったです。この看板は行き当たりばったりで自分達が思うように作ったものですが完成図なんてありません。だから完成なんてないので、看板を見た人がどんどん進化させていってくれたら嬉しいな、と思います。改めて協力してくださった方々、本当にありがとうございました。
やっとって感じもあり、あっという間という感じもあった約1年間でした。なかなかテーマも決まらず何をするかも決まらなくて、色々悩んだりしたけど、合田さんや首藤さんがアドバイスをたくさんくれたりしてここまでこれたと思います。”ろっけんから世界へ”をテーマに、世界地図をいらないものやガラクタでつくることができました。完成図のない作品だったけど、だからこそ楽しく今までにない作品になったと思います。子どもだちと協力したり、子どもたちと遊びながら作ったので子どもたちのおもしろい発想なども取り入れることができたなと思っています。少しでも私達が作った作品をみて興味が湧いたり、お年寄りの方々が住む場所のことを知ってもらえる人が増えればいいなと思います。これからもこの経験を活かしてもっともっと発想豊かに頑張りたいと思いました。