LETTER  ~ 親愛なる皆様へ ~ 7 我慢の先にあるもの 

7月10日(水)

野球部の夏の県大会が始まりました。7月6日に1回戦が行われ、氷上高校野球部は見事初戦を突破しました。初戦の勝利は生徒たちが苦しんだ末に手にしたものでした。

初戦の緊張からか相手に先制を許し、7回まで0-3の劣勢が続きました。自分たちの思い通りの野球ができず、焦り、悔しさ、もどかしさ、局面を打開できない苛立ちがスタンドにも伝わってきました。

それでも、ベンチでは毎回「我慢」の言葉が繰り返されていたそうです。

選手たちには「我慢」していればチャンスは来る、そして逆転できるという思いがあったのでしょう。

うまくいかないときに心が揺れたり、乱れたりするのは当たり前です。先の見えない「我慢」には限界がありますが、「我慢」の先にあるものを信じて、今できることを一生懸命にやる。暑さの中でひたむきにプレーする選手たちにそんな強さを感じました。

最終的には7回に逆転し、5-4で勝利を手にしました。次も頑張れ野球部。

氷上高等学校校歌 
  濃緑の兵主のほとり
  千年の精気をうけて
  梢は高く 根は深く
  風と光のながれるところ
  土の心に生きるものわれら
   ああ 青春のわららの学園
      氷上高等学校 

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