【陸上競技部】U20日本陸上競技選手権大会に出場!

秋晴れの爽やかな空が広がった10月4日の静岡県草薙総合運動場陸上競技場。雄大な富士山をはっきり見ることができる本競技場で、U20日本陸上競技選手権大会の2日目が幕を開けた。

全国から世代トップクラスの選手たちが集結するこの大舞台に、本校2年生の吉本が女子400mHで出場した。

 

  • 予選から標準記録突破者のみが集うハイレベルなレース

予選2組7レーン。場内アナウンスで吉本の名前が読み上げられ、レースが始まる。

号砲とともに勢いよく飛び出した吉本は、1台目のハードルを華麗なハードリングで越えると、バックストレートを腰高のしなやかなフォームで快走。安定したリズムを刻みながら、200mの折り返し地点を通過した。

後半の失速という言葉は、彼女の辞書にはない。

疲労が押し寄せるレース後半も、その走りに陰りは見えない。持ち前のスピード持久力を発揮し、第4コーナーを力強く駆け抜けると、勝負のホームストレートへ。

8台目のハードルを越えたあたりから、さらにギアを一段引き上げる。大きなストライドで前を行く選手との差をじわじわと詰め、ゴール手前約40mで1人をかわしてフィニッシュ。

惜しくも予選突破には届かなかったものの、全国の強豪を相手に堂々たる走りを披露した。体育大会の準備による練習時間の制約に加え、予行や本番の疲労が残るなど、決して万全とはいえないコンディションだった。それでも大きく走りを崩すことなく、安定したパフォーマンスを発揮した。

どのような状況でも自分の力を出し切る強さを改めて証明した。

今シーズン、400mHでは実に16レース目となった今回の一戦。

シーズンを振り返れば、ハードル間の歩数が合わず、リズムを崩して失速する場面もあった。しかし、今大会では予定していた歩数を最後まで維持し、スムーズなハードリングで10台のハードルを攻略した。

この安定感は、一朝一夕に身についたものではない。多くの方々からいただいた技術的な助言を日々の練習で一つひとつ丁寧に実践し、試行錯誤を重ねながら自分の技術へと昇華させてきた。

その地道な努力の積み重ねが、全国の大舞台で確かな形となって表れた。

結果以上に、技術面でも精神面でも大きな成長を感じさせる一戦となった。