大学訪問で絵本翻訳の特別講義を受講しました

5/13(水)、文理探究科1年生20名が神戸女学院大学を訪問し、ジョーンズ先生による「絵本の翻訳」に関する特別講義を受講しました。

「翻訳」というと、英語を日本語に置き換える作業をイメージする生徒も多かったかもしれません。しかし、今回の講義では、それだけではない“翻訳の奥深さ”に触れることができました。

授業では、絵本に登場するオノマトペをどのように翻訳するのかについて考えました。同じ音でも、国や文化によって感じ方や表現が異なること、単純に意味を置き換えるだけでは伝わらないことに、生徒たちは納得の表情をしていました。

また、絵本は「絵」と「言葉」が一体となって世界観を作っています。どんな言葉を選ぶかによって、絵から受ける印象まで変わってしまうことや、読む人の年齢や文化背景まで想像しながら翻訳する必要があることなど、多面的に考える大切さを学びました。

授業の最後には、ジョーンズ先生から「AIに翻訳は可能だと思うか」という問いが投げかけられました。

便利で精度も高まっているAI翻訳ですが、人の感情や文化、絵との組み合わせまで含めて表現することはできるのか――。生徒たちは答えが一つに定まらない問いをもらい、学びの奥深さを感じたようでした。

当日は、ジョーンズ先生のゼミ生の皆さんにも授業をサポートしていただき、生徒たちは安心して活動に取り組むことができました。

さらに、講義後には4回生の学生さんによるキャンパスツアーも実施していただきました。図書館やチャペル、講堂など、重要文化財にも指定されている歴史ある建物を巡りながら、大学での学びや学生生活について紹介していただきました。

開始前には突然の雷雨というハプニングもありましたが、濡れてしまった生徒へタオルを貸してくださるなど、温かいご配慮もいただきました。

今回の大学訪問は、「言葉を学ぶ」ということを超えて、「相手に伝えるとは何か」を考える貴重な機会となりました。

このような素晴らしい学びの機会を準備してくださったジョーンズ先生をはじめ、関係の先生方、そして学生の皆様に、心より感謝申し上げます。