8月24日(月)、42回生文理探究科はスンゲイブロウから移動し、レストラン「萬興(Ban Heng)」で飲茶コースの昼食を食べました。
その後、午後の研修先「マリーナ・バラージ(Marina Barrage)」へと向かいました。
マリーナ・バラージは、マリーナ湾につながる水路をせき止めて造られた施設です。施設の屋上には広大な芝生広場があり、ピクニックや凧揚げなどを楽しむ市民の憩いの場となっています。
生徒たちは、施設内の展示を見学しながら、マリーナバラージの役割や、シンガポールの環境問題への取り組みなどを、英語で聞きました。難しい内容に悪戦苦闘しながらも耳を傾けていました。
スンゲイブロウで「自然を守る」取組みを学んだ生徒たち。「都市の中で、自然や水をどのように管理し、人々の暮らしと共存させているのか」という視点から、シンガポールの持続可能な都市づくりについて考えていきます。
〈生徒感想〉
シンガポールの英語が想定以上に聞き取れなかった。これがシングリッシュかと思った。
聞き覚えのある単語でも意味を考えているうちにどんどん話が進んでしまい、普段のALTの気遣いを実感した。
綺麗な芝生広場から見たマリーナベイサンズはとても良かった。シンガポールの国旗もたくさん並んでいてシンガポールにいることを実感できた。
※この記事では、写真の下に、生徒の内容確認用も兼ねて、マリーナバラージでの英語ガイドの説明の要約を掲載しております。








【マリーナ・バラージの役割】
マリーナ・バラージは、水資源を確保する貯水池であると同時に、大雨の際に水を海へ排出し、都市を洪水から守る役割も担っています。
【気候変動への対応】
地球温暖化の仕組みやその影響を鑑み、二酸化炭素の排出削減と、海面上昇や豪雨などへの備えの両面から対策が進められています。
【洪水への備え】
洪水対策では、水が「どこから来るのか」「どのような経路で入ってくるのか」「どこに被害を与えるのか」を考え、それぞれの段階で水をコントロールする取組みが行われています。
【水資源の確保と循環】
水資源の限られたシンガポールでは、雨水だけでなく、海水や一度使用した水なども貴重な資源として活用し、安定した水の確保につなげています。
【下水道トンネルシステム】
地下深くに巨大な下水道トンネルを整備し、家庭や工場などから出る使用済みの水を効率よく水再生施設へ運び、再利用につなげています。
【エネルギーと水の効率化】
限られた資源を有効に使うため、少ないエネルギーや水で生活できる設備や製品の普及を進め、省エネ・節水に取り組んでいます。
【都市の緑化】
街の中に積極的に森林や緑地を取り入れ、都市の発展と自然環境を両立させるまちづくりを進めています。
【持続可能な未来都市】
Jurong Lake Districtなどでは、緑やクリーンテクノロジーを都市計画に取り入れ、環境に配慮した持続可能な未来的都市づくりが進められています。
【再生可能エネルギー】
太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用し、二酸化炭素の排出を抑える取組みも進められています。
【Car-Lite】
公共交通機関や徒歩・自転車での移動環境を充実させ、自家用車に過度に依存しなくても生活できる「Car-Lite」な社会を目指しています。
【ごみ問題】
ごみを減らし、再利用・リサイクルすることを重視しています。電子廃棄物からは資源を回収し、食品廃棄物も再分配や飼料・堆肥などへの活用を進めています。それでも残るごみは焼却して体積を減らし、その熱もエネルギーとして利用するなど、ごみの種類に応じた対策が行われています。ただ、燃やした後の灰の埋立地にも限界量があるという問題も起きています。
【社会全体での取組み】
こうした環境問題を政府だけの課題とせず、企業、地域、学校、市民などがそれぞれの立場から協力し、社会全体で持続可能な都市づくりを進めています。
