10月22日(木)に1年生グローバル探究コースの生徒40名が、神戸にあるJICA関西を訪問しました。事前に2時間かけてJICAの活動について学習し、この日に備えてきました。
JICAの活動について説明を受けた後、青年海外協力隊でタイに派遣され、高齢者介護に尽力された大室知世(おおむろともよ)さんのお話を伺いました。現地の様子や、介護現場の実際を聞いてずいぶんと驚き、刺激を受けた生徒も多かったようです。積極的に質問をする生徒もいて、活気のある講演となりました。また、昼食に食べたケニア料理(今回はお弁当でした)は初めてという生徒がほとんどでしたが、日本食との違いに戸惑いながらも楽しんでいました。
残念ながら資料展示室では民族衣装を着たりいろいろな楽器にチャレンジすることはできませんでしたが、様々な資料や書籍類に触れることで、自分の知らない世界に接するよい機会になったことと思います。
コロナ禍の中、津田様をはじめ、今回の訪問実施に尽力いただいた皆様に心から感謝しますとともに、この経験が生徒諸君のこれからの探究活動に力を与えてくれることを期待しています。
<生徒の感想文より>
★(前略)2011年に一番救助が必要だった国が日本と知り、今まで日本が自分の力だけで復興していると考えていたのですごく驚きました。(以下略)
★(前略)子どもたちが家のために持ち運んでいたバケツはとても重かったです。頭の上まで持ち上げている子もいて、(中略)実際に派遣を経験された方の話を聞いて、自分も大変な思いをするけれど、それ以上に困っている人の役に立てるうえ、今までとは違った視点で物事を見られる、そんな素晴らしいことにすごく興味を持ちました。(以下略)
★(前略)衛生や介護技術の面では日本の方が発展していましたが、性についての考え方や、高齢者学校などはタイの方が進んでいました。18種類以上の性があるという話には驚きましたが、どんな性の人であっても当たり前に受け入れられるタイの人々の精神は日本も見習うべきだと思いました。(以下略)
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