6月21,22日、神戸市の甲南大学で行われた第55回NHK杯全国高校放送コンテスト兵庫県大会決勝において、本校放送委員会が、朗読部門、創作ラジオドラマ部門、テレビドキュメント部門で入選し、7月に東京で行われる全国大会出場を決めました。
今年度の兵庫県大会は県下4つの地区から106校が参加し、アナウンス、朗読、ラジオドキュメント、創作ラジオドラマ、テレビドキュメント、創作テレビドラマ、研究発表の各部門で行われました。6月8日の地区予選を経て準決勝、決勝が行われました。
本校は、アナウンス部門2名、朗読部門2名、ラジオドキュメント部門、創作ラジオドラマ部門、テレビドキュメント部門、研究発表部門の6部門で最終日の決勝に出場しました。この内、全国大会に進むことが決まったのは以下のとおりです。
朗読 中川(3年) 佐藤多佳子著「しゃべれどもしゃべれども」
兵庫は朗読部門だけで500人以上が参加する激戦県であるため、通常6人の全国出場枠が9人に広げられています。それでも倍率は50倍以上。本校としては同部門の全国出場は29回生(総合学科2期生)の阿川君以来です。
創作ラジオドラマ 「深夜2つのテレフォンの前」 制作代表 金本(3年)
未来の自分と電話で話すことができる主人公が、しっかりと現実に向き合わなければならないことに気づいて成長するドラマ。ラストのどんでん返しが聞きどころ。
テレビドキュメント 「絆」 制作代表 佐藤(3年)
中国残留日本人孤児をテーマにした作品。資源ごみを集めて生計を立てる1世世代、日本の社会に適応し、日中両国に親しみを抱いて問題を乗り越えて行こうとする2世3世世代に取材したドキュメンタリーです。先の戦争に端を発する問題が未解決であることを描いた現代性が評価されました。
全国大会は7月22日から25日まで、東京オリンピックセンターおよびNHKホールで行われ、上位入賞作品は8月中旬にNHKで放送される予定です。
文責:放送委員会顧問