今週の課題研究は、全体発表会を行いました。課題研究では、「産業社会と人間」や「総合的な学習の時間」などでは見られない各個人が設定したテーマでこの1年間研究活動を行ってきました。今日は、各グループから選ばれた人たちが、さまざまなテーマで発表を行いました。
ジャンル 発表テーマ
家政学・調理 自家製酵母でパンをつくる
人文科学・心理 ABO血液型による性格形成
人文科学・国語 上手いと感じるスピーチの条件
社会学 今日の日本におけるホスピタリティ
人文科学・歴史 日本神話とギリシャ神話の比較
芸術学・音楽 音色を決定づけているものは何か
児童被服・児童文化 子どものためのよくばり絵本製作!
家政学・家政 家庭で作る幼児食
体育・教育学 児童労働と発展途上国の教育
社会学・経済 日本のお年寄りが行きたくなる海外旅行
自然科学・物理 回り続ける独楽
人文科学・英語 日本を世界に伝える英語
医療・福祉 美容福祉
みんなそれぞれ、パワーポイントなどを利用して独自の工夫をこらしてわかりやすい発表でした。中には、「音」や「声」を内容の中に盛り込みながら聴き手がイメージしやすいように工夫している者もいました。代表者13名全員が、「さすが3年次生!」と周りから言われるほど堂々と発表していました。今回の発表はグループ代表となってから2週間ですべての準備をしなければならず、また、暗唱で発表するという目標を達成するために毎日練習を行うなど苦労の連続でしたが、全員が一生懸命に頑張りました。その成果が先ほどの「さすが…」につながったのだと思います。
さらに、発表会は代表者だけでは成り立ちません。裏方として支えるスタッフの活躍も見逃すことができません。リハーサルの時もスタッフが付きっきりで司会や照明など進行を1つ1つチェックしながら作り上げていきました。照明機器や演台の位置など発表を効果的に行うためにみんなで意見を出し合ったりもしました。
「産業社会と人間」や「総合的な学習の時間」・「課題研究」で取り組んできたさまざまな発表もこれで最後となりましたが、研究活動の集大成としての論文作成も大詰めを迎えます。最後までよい論文になるように研究活動を続けましょう。論文の提出は、11月30日(金)です。
(文責:課題研究担当)
今週の課研NOWは、「全体発表会」でチーフディレクターを務めてくれた生徒の感想を記載します。
私は、(全体発表会の)課研スタッフとしてチーフディレクターをしています。課研「全体発表会」のリハーサルでは、みんなが意見を出し合って、試行錯誤しながら頑張っていました。本番では、みんなそれぞれの発表を一生懸命していて「すごいな」と思いました。全体的にスムーズに進めることができたのは、他のスタッフや発表者の人々が頑張ったからだと思います。やはり、3年間の集大成としてどの発表もクオリティの高いものばかりでした。発表者だけではなく、課題研究を行っている3年次生全員の作品は、将来に必ずつながるものだと思います。自分はチーフディレクターであまり何もできませんでしたが、良い経験になりました。