1年次の必履修科目「家庭基礎」の授業が終了しました。
3学期は、「家庭経済」分野の、資産形成や、「住生活」のリビングデザインの学習を行いました。リビングデザインの作品作りでは、冬休みに下書きを行った上で、本格的にデザインをしました。2学期の終わりに住生活分野の基礎的な内容のみ学習したため、デザインする上で、自分で平面記号や自動車のサイズを詳しく調べたり、たくさんの平面図を見たりと反転学習できた生徒もたくさんいたようでした。また、家族に希望や理想の家をインタビューし、コミュニケーションのきっかけになったり、自宅を建てた際の思い出話を聞いた生徒もいたようでした。
デザイン完成後に、合評会を行いました。皆で、友達の作品を鑑賞し、評価をしました。さまざまな作品の良いところを発見し、さらに学びを深めてくれたようでした。クリティカルな視点で、ものを見る練習にもなったのではないかと思います。改善点を友達から聞いたという生徒もいました。友達に自分のリビングデザインを熱くプレゼンしている生徒もいました。また、価値観や趣味が表現されているデザインに注目が集まり、友達の新たな一面の発見にもなったようです。クラス替えを控えているこの時期に、友達と交流する時間にもなったようでした。
家庭科の学びは、授業で学んだことをそれぞれの生活の中で、問題解決をしたり、実践していくことに醍醐味があります。PDCAサイクルを大切に、日々の生活を丁寧に紡いでいける大人になって欲しいと思います。
文責:「家庭基礎」授業担当