阪神・淡路大震災から28年の1月17日(火)、家庭科「生活と福祉」の授業にて、阪神昆陽高校、阪神昆陽特別支援学校の皆さんと一緒に、臨床心理士・高井祐子先生から「災害時のメンタルケア、メンタルヘルスについて」の講義を受けました。
災害がもたらす3つの心理的影響を教えていただき、命に関わるような大きな出来事が起こった場合、身体的、心理的に様々な症状が出て当たり前であるというお話をしてくださいました。
また、不安や緊張の際に有効な漸進的弛緩法についても、皆で実践し、緊張からの脱力、弛緩の体験をしました。
高井先生が講義の最後に、災害時には、生活の再建と共に、コミュニティの再建が不可欠で、人と人とのつながりの重みを考えた時に、高校生の皆さんにもできることがあるではないでしょうかと問いかけてくださったことが印象的でした。
神戸市の東遊園地での追悼行事「1・17のつどい」の竹灯籠の文字が「1995 むすぶ1・17」でした。そして、この講義でも、人との結びつきについて考える1時間となりました。高井先生、たくさんのメッセージ、そして、心に響く問いかけにあふれた授業をありがとうございました。
文責:「生活と福祉」担当者