9月6日(火)、家庭科「生活と福祉」の授業を阪神昆陽高校と合同で実施しました。そして、天神川・荻野地域包括支援センターの社会福祉士さん、介護支援専門員さん、保健師さんに「認知症サポーター養成講座」の講義をしていただきました。
認知症について、1学期に基礎的な学習はしていましたが、さらに詳しく専門的に認知症について知ること、学ぶことができました。認知症の方の気持ち、接し方、対応についての講義では、ご経験と専門性、そして何より認知症の方への理解と寄り添いに基づいた具体的なお話があり、学ぶことが多数あるとともに、心を動かされることもたくさんありました。
「道に迷っている認知症の人にどう接するか」というグループワークでは、伊丹北高生、阪神昆陽高生が一緒になって、様々な意見を出し、三人の講師の方からアドバイスをいただきました。生徒たちは、1学期に「モルック体験」で共に学習していたため、話し合いもスムースに進み、楽しいグループワークになりました。
認知症の方との関わりの中で、地域の資源を活用することの重要性についてお話があったのですが、まさに、伊丹北高生、阪神昆陽高生は地域の資源として、その一歩を踏み出せたのではないかと思われる充実した講座となりました。最後に、認知症サポーターのライセンスカードをいただき、伊丹北高生、阪神昆陽高生の誇らしげな笑顔が印象的でした。
天神川・荻野地域包括支援センターの皆さま、学びの多い講座をありがとうございました。私たちは、認知症サポーターとして、認知症を自分に引き寄せて何ができるか考え、行動にうつせるようにしたいと思います。
文責:「生活と福祉」授業担当