9月1日(木)、2学期始業式を行いました。今回は、感染症予防の観点から、MicrosoftのTeamsのシステムを利用しました。対面での始業式ではありませんでしたが、表彰披露では、仲間の活躍に対して、大きな拍手が教室から中継場所まで聞こえてきて、皆さんと一体感を感じながら、始業式を行うことができ、嬉しく思っています。
校長先生からは、来る10月2日(日)に挙行予定の「創立50周年記念式典」についてまずお話がありました。50年前、50年後について、一緒に考えることができました。50年前、「中国との国交正常化、上野動物園のパンダ、札幌オリンピック、沖縄返還、学校の生徒増」のような元気の出る出来事があった反面、公害問題の深刻化など課題もあったとお話されました。これからの50年については、水素社会の実現に向けた計画のお話がありました。水素の輸送網構築を進めるプランが紹介され、実は、現在、水素の運搬船受け入れ港は神戸港のみであることを知りました。身近に感じたり、誇らしさを感じた人もいたのではないでしょうか。また、夢の科学技術と言われる核融合発電についてのお話もありました。核融合発電は、トリチウムという三重水素を使用し、これは水から作るため、半永久的に利用でき、核融合の副産物はヘリウムのため、クリーンなエネルギーであるとのことでした。50年前の公害問題、現在の気候変動がもたらす災害などを考えると、自然と共存共栄しながら生きていく、多様な人との協働の中で学び、社会の課題解決に積極的に取り組むことの必要性を感じます。「未来とは何か、自らの手で作ることができる」とお話を結ばれた校長先生は、きっと、皆さんが「創立50周年記念式典」にて温故知新を実感するとともに、歴史を動かす、変革を起こせる北高生、あくなき挑戦を続ける北高生であって欲しいと願われていることと思います。多数の表彰披露がそのような北高生を具現化しており、2学期の皆さんのご活躍を職員一同、楽しみにしています。
始業式後の全校集会では、新着任の先生のご紹介や生徒会役員からのお話、50周年式典についてのお話などがありました。50年という節目を迎える伊丹北高等学校で、充実した2学期を過ごしていきましょう。
最後になりましたが、保護者の皆さま、おかげさまで2学期始業式を迎えることができました。心より感謝申し上げます。2学期におきましても、ご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
文責:総務部