1月11日(火)、3学期始業式をマイクロソフトチームズのテレビ会議システムを利用して実施しました。
まず、校長先生から1月7日の七草がゆを題材に、努力、精進の尊さについてのお話がありました。呪文のように覚えた七草の中のなずなを取り上げられ、松尾芭蕉の「よく見れば薺(なずな)花咲く垣根かな」の句を紹介されました。よく見ないと目にはとまりにくい目立たない可憐な花から、感じ取ること、考えることが多数あるのではないかと問いかけられました。人は目立っていたり、目につきやすいものを見がちであるが、視野を広くもつことで、存在に気づくことがあり、そこに無数の風景や出来事、物事を知ることになるのではないかとのお話でした。人は見ようとするものしか見えない傾向があり、見ようとする姿勢、疑問を持ち、一瞬立ち止まることこそが、視野を広げ、感動を生むのではないかとおっしゃいました。そして、今見えなくても、明日、一年後見えるかもしれないことこそが、成長であり、見ようとすることが努力、精進であるのではないかと、励ましてくださいました。3学期の始まりにあたって、それぞれ、努力、精進をし、「なずな(ぺんぺん草)」のような独自の音を奏で、北高生のハーモニーが随所で聞こえることを期待しています。
続いて、冬休み中の活動、3年間の活動に関わる表彰披露がありました。北高生の多岐にわたる活躍に盛大な拍手が送られました。
最後になりましたが、保護者の皆さま、無事に3学期始業式を迎えることができました。これもひとえに、日頃の保護者の皆さまのご支援とご協力のおかげです。ありがとうございます。令和3年度のまとめの大切な学期として、教職員一同、一丸となってお子様の成長に寄与できるように尽力いたしますので、本年もよろしくお願いいたします。
文責:総務部