10月5日(月)、「子どもの発達と保育」の授業に聖和短期大学の波田埜英治先生にお越しいただきました。
「児童福祉」について授業をしていただきました。
波田埜先生のご経験に基づいて、児童福祉や社会的養護施設、児童虐待等について具体的にご説明いただきました。
赤ちゃんは泣くことによって自分の想いを表出し、保護者など周囲の人とのつながりを持ち、基本的な信頼関係を築いていくため、泣いている子どもを放置するようなネグレクトをし、赤ちゃんが泣かなくなることは、極めて大きな問題であるとお話されました。また、児童福祉とは、子どもを支えると同時に保護者を支えることでもあり、児童虐待の防止には、子どもはもちろんのこと、大人側をケアすることも不可欠であるとおっしゃっていました。児童福祉に関わる社会制度や法律は難しいと感じていましたが、困難を抱える人と社会制度や法律をつないでいくことが、子どもの幸福につながるとお話され、大きく心に響きました。
波田埜先生、素敵な授業をありがとうございました。
文責:「子どもの発達と保育」授業担当