創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第8回目の授業を受けた。
課題研究での実験・観察も終盤にさしかかり、追い込みで実験を行う班や、大学院生の方からオンラインの指導を受けながらこれまでの実験結果をまとめて分析を行う班など、それぞれ研究活動を進めた。実験操作も回数をこなすことでスムーズに行えるようになり、得られたデータの分析についても深く行えている。
今月中旬には高校生の研究活動の発表会に参加する班もあり、それを見据えて研究活動を行った。
創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第8回目の授業を受けた。
課題研究での実験・観察も終盤にさしかかり、追い込みで実験を行う班や、大学院生の方からオンラインの指導を受けながらこれまでの実験結果をまとめて分析を行う班など、それぞれ研究活動を進めた。実験操作も回数をこなすことでスムーズに行えるようになり、得られたデータの分析についても深く行えている。
今月中旬には高校生の研究活動の発表会に参加する班もあり、それを見据えて研究活動を行った。
本校第二STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅡ受講者(2年)31名が、各班で取り組んだ課題研究についてのパワーポイントを使用して発表(6分)、質疑応答(2分)を行った。今回は、大阪大学大学高等教育・入試研究開発センター特任助教の金泓槿氏にオンラインで参加していただいた。講師には生徒の発表に対して、質問や指導助言をしていただいた。なお、中間発表会は今回と次回の2回に分けて実施する。
発表タイトルは以下のとおり
1班「スマホと睡眠の関係」
3班「未就学児の教育格差をなくそう」
5班「神戸市中学校給食の残飯を減らす」
6班「消防団による災害に負けないまちづくり」
10班「情報社会との付き合い方」
本校校長室において、創造科学科5期生(2年)2名が「高校生の税に関する作文」で受賞し、その表彰式を行った。長田税務署長の大西孝幸氏をはじめ、税務署の職員の方にご来校いただき、表彰していただいた。
作文タイトルと受賞名は以下のとおり
「高校生の私と税金」長田税務署長賞
「無償の教科書、当たり前?」神戸市長田区租税教育推進協議会長賞
創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの9回目の探究活動を行った。
数学分野では、神戸大学の稲葉先生から統計学の一元配置分散分析についての講義を受けるとともに、自身の研究の進捗状況を報告し、その進め方や今後の課題について助言をいただいた。
物理分野では、これまでの研究で得られたデータをもとにパラシュート部分の形について考察し、それに基づいて設計したパラシュートを用いて落下の様子を確認した。もう一方の研究班では教室内の空気の対流を調べるために作製した模型を用いて、暗所で光を当てながら煙の動きを観察した。
化学分野では、作製した磁性流体の磁性を強める方法を試したが逆に磁性が弱まるという現象が確認された。この結果を考察し、さらに微細な粒子にまで粉砕する必要があると考えた。磁性流体を安定な状態で保存する方法も検討した。
生物分野では、豆苗に吸収させる液体のpHを一定に保つために酢酸と酢酸ナトリウムを用いて緩衝溶液の調製を行った。液性をできるだけ中性に近づけるために物質の混合比を変えながらpH調整を行った。また自分たちの研究を発表できる発表会について調べた。
都市工学分野では、プログラム言語Pythonについて学びを深めながら調べたコンビニの位置情報の入力を行った。また、研究発表に向けてこれまでの内容をまとめるともに今後研究する内容について考えた。
本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科5期生文系選択者(2年)9名が、パワーポイントを使用し、自身が取り組む課題研究についての口頭発表(発表8分、質疑応答3分)を行った。今回は、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授の松繁寿和氏にご来校いただき、生徒の口頭発表に対してアドバイスをしていただいた。
発表タイトルは以下のとおり
「日本に宗教教育は必要か-「宗教都市神戸」を教材に-」
「防災グッズは持ち歩く時代へ-防災に対する意識-」
「いいクラスを作るには-学級崩壊の原因の検討に基づく提案-」
「義務教育下における中学生の不登校生徒へのよりよい対応環境」
「“3C”カードゲームによる在日ベトナム人に向けた言語学習 -Cool Japan, Card Game, Communication-」
「高齢者のICT交流促進に向けて」
「空き家×アーティストで描くサスティナブルタウン」
「色覚の個人差に関わらず見やすい誘導灯」
「数学の理解と好感度の関係」
本校PCルームにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)18名を対象に、株式会社JTB営業開発シニアプロデューサーの窪田耕一氏と同営業第三課の新納崇弘氏にご来校いただき、「未来探究ゼミナール」を実施した。前回のワークで設定した兵庫県の五国(淡路・摂津・播磨・但馬・丹波)のテーマについて、今回は背景の深堀を行った。事実の背後にある理由や原因について仮説を立て、根拠となるデータをリサーチした。
次回以降は、課題解決・魅力発信について考察し、ポスターに表現していく予定である。
本校第二STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅡ受講者(2年)31名が、各班で取り組んだ課題研究についてのパワーポイントを使用して発表(6分)、質疑応答(2分)を行った。今回は、甲南大学フロンティアサイエンス学部教授の甲元一也氏と大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程の嶋田仁氏に対面で参加していただいた。講師には生徒の発表に対して、質問や指導助言をしていただいた。なお、中間発表会は今回と次回の2回に分けて実施する。
発表タイトルは以下のとおり
2班「メンタルヘルスに対する偏見をなくして相談に行こう」
4班「部室棟のトイレ掃除について」
7班「効率の良い風車を3Dプリンターで作り、風力発電に生かす」
8班「フォーより簡単な医療手続き」
9班「いかなごについて」
本校PCルームにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)18名を対象に、株式会社JTB営業開発シニアプロデューサーの窪田耕一氏と同営業第一課の田阪豊輝氏に来ていただき、「未来探究ゼミナール」を実施した。この授業は、観光ビッグデータを活用しながら、生徒たちにとって身近な地域について課題発見から成果発表まで一連の探究活動を教室内で実施するものである。昨年度は創造科学科(1年)を対象に実施したが、本年度は普通科のうち、GRを対象に実施することになった。兵庫県の五国(淡路・摂津・播磨・但馬・丹波)をリサーチ対象の地域とし、在留外国人をターゲットに観光PRを実施することを目的とした。今回は講師の指示のもと、課題の絞り込みと、そのためのデータ活用について、グループワークをしながら、授業を展開した。
東大寺近くにある東京庵本店において、創造科学科6期生(1年)5名が、奈良女子大学教育システム研究開発センター(連合教職大学院)主催、日本航空株式会社・産学連携部・意識改革推進部協力「協働探究ラウンド・テーブル奈良2021」に参加した。全国から64名の高校生が集まり、大学・高校教員等と大人と一緒に「ラウンド・テーブル」を実施した。アイスブレイクのあと、第一部「飛行機は どのように 運航されているのか」では、航空運航についてどのような職員が関わっているのかを確認したうえで、「グループワーク(1)定時性・快適性・効率性の三つをどう満たすのか」を実施した。生徒と大人で4人1組となり、テーマについて議論し、発表した。続いて第二部「ようこそJALOODAの世界へ」では、グループワーク(1)での発表を踏まえ、日本航空株式会社産業連携部の長谷川氏と同航空部機長の片桐氏から「JALOODA」について対談が行われた。そして第三部「『JALOODA』の翼に乗って飛び立とう」では、「グループワーク(2)そのとき、君は、君たちは?」で実際のトラブルを題材にワークショップを行い、発表した。最後にふりかえりとして、「翼」をモチーフにした工作を行い、参加者全員で記念撮影を行った。
〈生徒感想〉
僕は今回のラウンド・テーブルに参加して学んだことが2つあります。1つ目がピンチこそチャンスである、ということです。JALの機長さんがおっしゃっていて、ピンチや緊急事態のときこそ「〜するとチャンス」と考えることでプラス思考になることができ、マインドコントロールをすることができるようになる、というものでした。これはこれからの学校生活でも、例えばテストの点数が悪い時、部活の試合で自チームが負けているときや流れが悪い時、もしくは創造科学科の授業の中で何かトラブルが発生した時、「え、チャンスじゃね?」と思えるようになり、それをチャンスにしてより良い結果を導く、など実用していきたいものです。そして2つ目が協力すれば新たな案が出る、ということです。グループワークをやる中で住んでいる地域も年代も全然違う人と話し合い、その人たちと自分の意見を合わせることで新たな考えが生まれ、それがグループワークのお題であった「このような場合の解決策とは?」の答えに上手く繋げることができました。特に自分が最善だと思っていた案に他者の意見を聞き、それがとても良い案になったときは自分でも感心し、ワクワクしました。これからのグループワーク、リーダーシップの在り方について考えられる良い機会で楽しかったです。
私は今回のラウンドワークで知らない人とひとつのものを作るということへの考え方が大きく変わりました。今までは緊張ということが一番にきていたけれど、今はわくわくの気持ちの方が強いと思います。そう思えたのは、今回同じテーブルだった方が年齢の差を関係なく全員が平等な立場で接してくださったからだと思います。他県の高校生や自分の2倍以上も年の離れた方など普段の生活では絶対に関わることができない人と一緒に協議をさせていただいて自分の貴重な経験になりました。また、講義の中で最も印象に残ったのがプラス受信のお話です。マイナスなことがあってもそれをプラスと捉えてチャンスにする、というのはとてもおもしろい考え方だなと思いました。そうした方がきっと人生何倍も楽しくなると思うので実践してみます!
今日の奈良でのラウンド・テーブルでたくさんのことを学べたと思います。特に、初対面の人と話し合っていくことのむずかしさについてです。いつもなら見慣れた友達と話し合っているから円滑に進む部分もあるけど、やはり初対面の人と話し合うとなると発言もいつもよりはしにくかったので円滑とまではいきませんでした。そんな中でも話し合いを成立させていくことができ、濃い内容となったことはとてもいい経験になったと思います。今後の活動にこの経験を活かしていきたいなと思います。
初対面の方と話すことに最初は緊張しましたがすぐに話せるようになりました。今回難しいと感じたことは歳の差がある方と会話することです。私の方が年下な分、こんな意見では未熟すぎないかと考えてしまう時もありました。でも発言しないと何も変わらないと思い発言すると、受け入れられ、足りない部分は他の方が補足してくださいました。今後は自分自身の知識の増加と勇気を持つことを心がけようと思いました。話し合い自体すごく楽しく、たくさんの方々の意見や雑談もできたので有意義な時間になりました。奈良も楽しかったです。来年も開催されるのなら参加したいと思いました。
話を聞いて驚いたのは、限られた時間や条件の中で、よい行動を考え実行しているということに対してだ。円卓会議では、三つくらいアクティビティがあり、どれも「こういう状況であなたたちはどうしますか」というような内容だった。15分くらいで意見を出しあったが、結論はベストなものにはならなかったと思う。しかし、話によると、JALの方は、かなり差し迫った状況で最適な方策をできているようで、すごいと思った。どうすごかったかというと、私が、話し合っている途中で、「こうしたほうがいいか。でも、具体的にどうしようか」などと思っていたことが、みんな両立されていたと思う。パイロットは賢くないといけないなどと聞いたことはあったが、成る程その通りだと思った。パイロットになるにあたって、イレギュラーな事態への対応に関して勉強しているからこそではあるだろうが、それでもやはりすごいと思う。すっかり緊急時の対応の話のようになっていた気もするが、チームという面からいうと、「目的を共有する」とか、そういったことが参考になったと思う。アクティビティでいろいろと話し合ったが、初対面で緊張もありながらもある程度の話し合いになったのは、「与えられた課題をなんとかする」ということで一致していたからだと思う。目的の共有さえされてあれば、だいたいのチームは上手く動くと思う。
芦屋市立茶屋集会所において、創造科学科5期生(2年)の生徒1名が、「スマホセミナー」を見学した。この生徒は高齢者向けのスマホ活用支援について研究している。今回訪問したスマホセミナーは、茶屋之町自治会が芦屋市社会福祉協議会に依頼し、担い手として甲南高校ボランティア委員会の生徒が参加することで実施されている。昨年9月から実施され、月に2回程度のペースで継続的に行われている。参加するのは茶屋之町の高齢者で、LINEの登録やグループ作成やWebサイトの見方などについて質問し、高校生が1対1でサポートしていた。とてもゆったりした雰囲気でセミナーが行われており、生徒にとっても今後の研究の参考となった。
〈生徒感想〉
今回のフィールドワークでは、芦屋市の茶屋集会所で行われているスマホ教室を訪問した。このスマホ教室では、甲南高校の生徒が参加した高齢者にマンツーマンでスマホの使い方を教えている。この教室での気づきは大きく分けて3つあった。1つ目は、マンツーマンで教えることで、参加者それぞれに合った内容、ペースで教えることができるところだ。参加者からも「質問しやすい、自分の知りたい内容を知れる」などの声が多かった。自治会長さんから、集団のスマホ教室に行くのをためらう高齢者が多いという話も聞いたので、マンツーマン形式はそのような高齢者にとってすごく適した教え方だと思った。2つ目は、高校生に教えてもらうことに満足感を感じている参加者が多いところだ。専門用語をなるべく使わず何度も丁寧に教えてくれるため、携帯ショップの店員や家族から教えてもらうよりも理解しやすいといった声が多かった。3つ目はこのスマホ教室が様々な団体の協力のもと行われているというところだ。地元の自治会、社会福祉協議会、そして地元の高校のボランティア委員会と、一つのスマホ教室を開催するためにはいろいろな団体が関わる必要があるということを学んだ。今日学んだことを踏まえ、研究をさらに進めていきたい。