令和3年11月20日創造応用 FW「スマホセミナー」

芦屋市立茶屋集会所において、創造科学科5期生(2年)の生徒1名が、「スマホセミナー」を見学した。この生徒は高齢者向けのスマホ活用支援について研究している。今回訪問したスマホセミナーは、茶屋之町自治会が芦屋市社会福祉協議会に依頼し、担い手として甲南高校ボランティア委員会の生徒が参加することで実施されている。昨年9月から実施され、月に2回程度のペースで継続的に行われている。参加するのは茶屋之町の高齢者で、LINEの登録やグループ作成やWebサイトの見方などについて質問し、高校生が1対1でサポートしていた。とてもゆったりした雰囲気でセミナーが行われており、生徒にとっても今後の研究の参考となった。

〈生徒感想〉

今回のフィールドワークでは、芦屋市の茶屋集会所で行われているスマホ教室を訪問した。このスマホ教室では、甲南高校の生徒が参加した高齢者にマンツーマンでスマホの使い方を教えている。この教室での気づきは大きく分けて3つあった。1つ目は、マンツーマンで教えることで、参加者それぞれに合った内容、ペースで教えることができるところだ。参加者からも「質問しやすい、自分の知りたい内容を知れる」などの声が多かった。自治会長さんから、集団のスマホ教室に行くのをためらう高齢者が多いという話も聞いたので、マンツーマン形式はそのような高齢者にとってすごく適した教え方だと思った。2つ目は、高校生に教えてもらうことに満足感を感じている参加者が多いところだ。専門用語をなるべく使わず何度も丁寧に教えてくれるため、携帯ショップの店員や家族から教えてもらうよりも理解しやすいといった声が多かった。3つ目はこのスマホ教室が様々な団体の協力のもと行われているというところだ。地元の自治会、社会福祉協議会、そして地元の高校のボランティア委員会と、一つのスマホ教室を開催するためにはいろいろな団体が関わる必要があるということを学んだ。今日学んだことを踏まえ、研究をさらに進めていきたい。

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令和3年11月18日 第1学年総合的な探究の時間(STEAM)Lesson5

 第1学年全生徒(320名)を対象に、総合的な探究の時間でSTEAM教育を実施した。企業や大学での最新の研究を学びの教材としてオンライン上に集約した『STEAMライブリー』普及の一環で、ブリタニカ・ジャパン株式会社と共同し、オンライン教材を用いて授業を行った。モビリティ―を大テーマにLesson5では「未来の創造」というテーマで、これまで学んできたことを5人組の64班に分かれて4分程度の動画にして発表することを目的に、動画撮影のポイントと注意事項、絵コンテづくりや撮影方法、編集アプリの紹介などを行った。どのようの動画づくりにするか話し合う時間となり、具体的なイメージを持てない班も多くあったので、後日、この日の授業で説明した内容に補足を加えて補助動画を配信した。

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令和3年11月17日 創造応用IS「探究活動⑧」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの8回目の探究活動を行った。

数学分野では、ご指導・アドバイスをいただいている神戸大学の稲葉先生とオンラインで個人の研究テーマについて進捗状況を報告したうえで助言をいただくミニ報告会を行った。データを集める手法やテータ量など具体的な助言をいただいた。

物理分野では、パラシュート部分の形が落下速度に与える影響を調べるためパラシュート部分に送風機で風を当て、どの部位に風が強く当たっているのかを調べた。この結果をもとにパラシュートの最適な形を模索していく。

化学分野では、これまでに作製した磁性流体が時間とともにその特性を失っていくことに着目し、最適な保存方法を探る実験を行った。それと並行して、神戸大学の秋本先生からオンラインで指導をいただき、食品保存に磁性流体をどう活用していくかを考えた。

生物分野では、豆苗に吸収させる溶液が周囲の環境でpHが変化してしまい植物内でのpH変化を正確に確認することができないという結果から、緩衝溶液を用いてその問題を解決できないかと考え実験を行った。

都市工学分野では、今後の研究活動に必要になるプログラム言語Pythonについて学んだ。また、対象地域である新長田駅周辺のコンビニの位置をデジタルマップ上で確認して緯度、経度の位置情報を調べた。

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令和3年11月17日創造基礎B FW「はっぴーの家ろっけん」

介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」に、創造科学科6期生(1年)のビーチサンダル(ビーサン)が長田発祥であることをアピールすることをテーマに活動をしている3班8名が訪ねた。株式会社Happyの和田氏と前田氏が対応してくださり、生徒は「ビーサン卓球」についてプレゼンテーションを行った。提案そのものは好評であったが、「はっぴーの家ろっけん」に合ったよりユニークなものにブラッシュアップするようアドバイスをいただいた。今後提案を続け、イベント実施に向けて準備を進める予定である。

〈生徒感想〉

ハッピーの家のスタッフの方からはイベント許可をもらったが、もっと楽しいことを大々的にしたいと言われた。みんなで今週の日曜までに1人10個意見を出し合うことになった。利用者は高齢者の方が多く、様々なニーズに応えていく必要がある。目が不自由な方、耳が聞こえない方、車椅子の方など全員が楽しめることが重要ということが分かった。ハッピーの家は6階までだが使えるのは4階までになっている。1階は団欒の場、みんなが集まっている。2階は昭和風、地べたでやる競技をやりやすい。3階は静か、勉強場所。4階はアメリカ風。それぞれの場所に合わせた提案もしたい。今後、私たちがやらなければならないことは、各自がハッピーの家に通い、信頼関係を築くこと。また、やることを考えて、一回やってみること。ビーサンについて区役所と相談し、ツクモさんに協力要請をして、イベントまでに何足確保できるか確かめることだ。

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令和3年11月16日 課題研究「第7回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第7回目の授業を受けた。

今回は神戸大学の谷先生、各班担当の大学院生8名が来校してくださり、その指導のもとで研究活動を行った。

吸水性ポリマーを用いた研究、彗星を手作りで再現する研究、採水した環境DNAから特定生物の存在を確認する研究、繊維の違いとひっ付き虫のひっ付きやすさの関係を探る研究、髪の毛がダメージを受ける条件を探る研究など、各班でこれまで進めてきた研究を大学院生の方の指導のもとじっくりと研究に取り組みデータを集めた。今後そのデータを分析しそこからでた結果を考察していく。

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令和3年11月13日創造科学科説明会

本校講堂において、県内外の中学生を対象に創造科学科説明会が行われた。受付後、創造基礎Bについてポスターションと、KOBE研修及び東京代替研修について口頭発表を行い、参加者は自由に観覧した。次に全体会では、学校長挨拶、学科長による学科概要説明、在校生による研究発表を行った。最後に、体験授業を行った。

全大会動画 ご視聴はこちら

https://youtu.be/HTGEAGocKS0 

〈発表タイトル〉

創造基礎「長田坂“fun”クラブ」

課題研究「彗星の再現と分光」「髪の毛を傷めにくくするためには」「ひっつき虫と素材による違いの関係」

創造応用ⅠL(文系)「〝3C″カードゲームによる在日ベトナム人に向けた言語学習~Cool Japan, Card game, Communication~」「駒ヶ林町をアーティストのまちへ」

創造応用ⅠS(理系)「磁性流体の食品保存への利用方法を探る(化学)」「安全に降りられるパラシュートをつくる(物理)」

〈体験授業〉

1.RRE(英語・社会)   Teens who May Have Changed the World

2.創造基礎(社会問題)   スタートアップ企業の資金調達を考えよう!

3.創造応用(多文化共生)神戸に住む外国の人たちの文化的背景を理解する

4.創造応用(数学)          日常生活における幾何学

5.創造応用(物理)          光から原子の様子を見てみよう

6.創造応用(化学)          豆腐の化学 ~えっ!?化学で豆腐って‥~

7.創造応用(生物)          ダンゴムシの行動

8.STEAM                         ドローンを飛ばそう!プログラミング教室

9.生徒質問会                    創造科学科について 他

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令和3年11月13日GRⅡ 学校説明会「本校の探究活動紹介」

本校講堂において、普通科グローバルリサーチ受講者(2年)が、学校説明会に参加した中学生423名に向けて、本校の探究活動について発表した。まず、本校の「総合的な探究の時間(ひょうたん)」の活動について、次にグローバルリサーチ及び研修旅行について紹介した。続いて、1・3・5・9・10班が研究についてそれぞれ2分程度で簡潔に紹介した。

〈発表タイトル〉

1班「スマホと睡眠」

3班「未就学児の教育格差をなくそう」

5班「神戸市中学校給食の残飯を減らすために」

9班「イカナゴについて」

10班「情報リテラシーで明るい社会参画を!」

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令和3年11月10日 創造応用IS「探究活動⑦」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの7回目の探究活動と中間報告会を行った。

数学分野では、自身の研究テーマについてその具体的な手法を大学の先生と相談しながら決定していった。これまでの講義で学んだ統計における関数をどのように組み合わせてどのように結果を導き出していくのかを考えた。

物理分野では、パラシュートのバルーン部分の表面積を一定に保ちながら形を変えることによって落下速度がどのように変化するのかを作製した模型を使って測定した。バルーンの形により落下時に空気を受ける部分の面積が異なるため、形状による差を確認した。

化学分野では、先行研究の内容をもとに、磁力をあてることで食品の鮮度が保てるのかを評価するために寒天培地を用いて食品から発生するカビを抑制できるのかという観点から評価する方法を考えた。今後実際に食品に磁力を当てて評価していく。

生物分野では、野菜に様々なpH指示薬を溶かした水を吸収させ、内部でのpHの変化から水の吸収のメカニズムを探るための実験を行った。野菜に色水を吸収させた後、断面を確認し、維管束部分が染まっていることを確認した。

都市工学分野では、新長田駅周辺に地域を絞り、現在のコンビニの配置について調べた。また、その地域の人口、年齢分布も調べ、そこからコンビニの適正配置について検討を行っていく。また、自分たちで考えた適正配置が本当に適切なのかを評価する方法についても検討した。

分野ごとの活動の後、全ての分野が集まり、中間報告会を行った。今回の報告会では、自分たちの研究をいかに魅力的に伝え、聞き手に興味をもってもらうかという部分を意識して発表を行った。お互いに質問や意見を交わし、今後の研究につなげていく。

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令和3年11月6日「ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2021 ブラッシュアップのための発表会」

グローバルリサーチ受講生(2年)3名が、ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2021 運営委員会、(特活)関西NGO協議会主催「ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2021」の口頭発表「アイデア探求コース ブラッシュアップのための発表会」にオンラインで参加した。生徒は、在日ベトナム人の医療アクセスの円滑化するためのチェックシートや指先シートを作成し、提案した。生徒の発表(3分間)に対し、認定NPO法人テラ・ルネッサンス アジア事業マネジャー カンボジア駐在代表の江角泰氏、同職員・外務省NGO相談員の栗田佳典氏、NGO福岡ネットワークの加藤綾乃氏、認定NPO法人気候ネットワークの田中十紀恵氏からそれぞれコメントをいただいた。

〈生徒発表タイトル〉

フォーより簡単な医療手続き

ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2021

https://owf-youth.com/index.html

〈生徒感想〉

ワン・ワールド・フェスティバル for youth 2021 に参加して、これから私たちがしていかなければならない3つのことがわかりました。1つ⽬は抗⽣物質の危険性をベトナム⼈に知ってもらうためのポスターの作成です。ベトナム⼈に伝えるにはまず私たちが抗⽣物質や薬剤耐性菌について知らなければならないので、それらについてよく理解した上でわかりやすいポスターを作成したいと思いました。2つ⽬は指差しカードなどをまずは病院で使ってもらうことです。もし今私たちが作ったものが病院で使いづらかったり、使うことができないとなると本末転倒なので、現場の声を聞き、改善していきたいなと思います。3つ⽬は、今回参加して私が印象に残ったコメントなのですが、どこを強調したいかをはっきりさせることです。抗⽣物質のポスターを含む今後の発表とでは強調する部分が変わるかもしれないのですが、今回強調すべきだった所は⾒えてきた課題や、これからの展望だと思います。これからも発表する時に要点を置いてパワーポイントを作っていきたいです。私たちはベトナム⼈が病院へ⾏きやすくなるような⼿段として指差しカードなどを作ったと思っています。これからは、ベトナム⼈になぜ⽇本では抗⽣物質が買えなかったり、病院でもらえないのかを知ってもらうために、1つ⽬である抗⽣物質のポスターに重点を置いて研究を進めたいと思います。

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令和3年11月3日 高大連携課題研究発表会at京都大学

グローバルリサーチ受講生(2年)3名が京都大学で実施された高大連携課題研究発表会に参加し、研究のポスター発表を行った。今回は「風車の羽角度と発電量の関連性を探る」というタイトルで発表を行った。8分間の発表、3分間の質疑応答を繰り返し行った。京都大学の先生や大学院生、他校の生徒から研究内容や研究の進め方について厳しい指摘や質問を受けたが、それに自分たちなりの答えをしっかりと返すことができていた。

客観的な意見を聞くことで自分たちの研究を見直し、今後の方向性を考える機会となった。また、他校の多様な発表を聞くことで探究活動に対する意義や熱意を再確認することができた。

〈生徒感想〉

実際の発表ではまだ聞き手の様子を見ながら説明したり、練習通りのペースで説明したりすることがあまりできなかったので繰り返し練習が必要だと感じた。内容の方では仮説と今後の方向性について指摘を受けた。仮説では風力発電のプロペラは研究がされ尽くされているのでもっと先行事例を調べるべきだということを、今後の方向性については風力発電については研究がされ尽くしているのでもっと「神戸の気候にあった」ということを考えて進めるべきだというアドバイスをいただいた。他にも色々なアドバイスがあったが全体を踏まえると、先行事例や風力発電の基本的な知識をもっと調べる必要があると感じた。今回の中間発表では前回の中間発表に比べてかなり具体的なアドバイスを多くいただいたのでそれを見返しながら探求を進めていきたい。

今回合同発表会に参加したことによって、私は多くの刺激を受け、いくつかの発見がありました。特にこのように実際に研究内容を他者に伝えることで私たちの研究について多くの抜けを見つけました。例えば圧倒的な知識不足です。私たちはプロペラを作ることを最優先にしたため、風力発電についての詳細な情報や、先行事例、開発状況についてをよく理解していませんでした。なので質問をされた際に研究のことは答えられてもなぜその研究が今後役に立つのかを詳しく答えられませんでした。今後の研究ではまず風力発電についての基礎知識を身につけたいと思います。

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