令和4年1月16日創造基礎B実践活動「マイクロライブラリー」「ストーリーウォーク」

大丸須磨店において、創造科学科6期生(1年)の生徒6名が実践活動を行った。大丸須磨店の「ほんとみょうだに。」というテーマにあわせて、2つのプランを提案し、大丸のイベントに合わせて実証実験を実施した。

マイクロライブラリーは、返却不要、寄付大歓迎の市民による循環型の図書スペースのことである。50冊ほど準備した本は1時間ほどで15冊を持ち帰えられ、そこに近隣の方が早速20冊ほど児童書を持参して加えられるなど、当日のうちに本の循環が始まっていた。生徒は幅広い世代と交流ができた。

ストーリーウォークは、本の一場面を切り取って、間隔をあけて掲示し、歩きながら物語を楽しむで、本来は名谷図書館へ誘導を目的としていたが、今回はマイクロライブラリーへの誘導となった。生徒は「蜘蛛の糸」を題材に、イラストを自作し、大丸にパネルを用意してもらい、提示した。

今回の取組みは1階エスカレーターホールにて1月末まで設置され、以降は1階から2階に上がる階段と階段ホールに移設される予定だ(実施期間は1ヶ月)。

〈生徒感想〉

今日1日でたくさんの人に私たちの取り組みとマイクロライブラリーについて知っていただけ利用していただけて、とても嬉しかったし今までやってきてよかったという達成感を感じました。はじめはチラシを配るだけでも少し戸惑ってしまいましたが、だんだん立ち止まっている人にも積極的に声をかけれるようになったしマイクを使ってアピールもできたのでとても良い経験になりました。今日1日を通してこと企画の良かったところと課題を見つけることができました。まずいちばん良かったところは、マイクロライブラリーというまだあまり世の中に知られていない取り組みを私たちのテーマとして設定できたことです。マイクロライブラリーを知っている人は一人もいなかったので私たちで名谷の町に新たな取り組みを提案することができたと思うのでとても良かったと思います。またこれからの課題は、まずはマイクロライブラリーをもっと多くの人に知っていただくことです。今日1日でいちばん課題だと感じたのはやはり宣伝力の足りなさです。特にマイクロライブラリーは全くといっていいほど人々に知られていないため、まずは人々に知っていただかなければその先にある本の持ち帰り、寄付に繋がらないのでまずはそれが一番の課題だと思います。また今日は私たちが直接マイクロライブラリーのシステムを説明することができましたが、これからはポスターだけで仕組みを伝えなければいけないため、もっと分かりやすく伝えて理解していただけるようにもう少し工夫があれば良かったと思いました。そして他にもアンケートはQRコードだけでなく紙のものも多めに用意しておくべきだと思いました。マイクロライブラリーがある程度人々に知っていただけるまで長期的に実施していくのがいいと思いました。全体的に課題も多く見つけることができたし実際のお客様の反応を見ることができたのでとても良かったです。またこのような経験はめったにできないと思うので、まずはこれからの1ヶ月間引き続き頑張っていきたいと思います。

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