ひょうご起業プラザにおいて、創造科学科7期生(1年)の女子生徒7名が、ソーシャルアクセラレーターNPO法人amelias主催「女子高校生起業プログラム」に参加した。これは、シリコンバレーで多くの女性起業家を輩出してきた堀江愛利氏が中心となって、”いかに成功するか”ではなく、”いかに社会の中で自分の夢中を活かしながら生きていくか”に焦点をあてて、マインドセットの醸成やアイデア創出、仲間づくり、ディスカッションなどを通じて「起業とはどんなものなのか」を体感するプログラムだ。札幌市、渋谷区、横浜市、神戸市の4会場で約100名の女子構成が集まり、起業アイデアを実現する挑戦に取り組んだ。以下、本校生徒が取り組んだ起業プランである。
HAKIDASE(最優秀賞):夫婦喧嘩解決アプリ
さくららみょん(THINK CRAZY賞):30秒(桜の花弁が落ちる時間)でできるカップ麺
ヒトスイ(BE KOBE賞):一口弁当冷凍スイーツ
be/flesh(GREEN賞):future due型生理用ショーツ
〈生徒感想〉
Ameliasでの活動はテーマがthink
crazyなこともあり普段の生活では思い付かないような刺激的なアイデアや行動で溢れていたと感じています。起業のアイデアは2日間で具体性を増し、現実的ではないものを実現可能にしていくプロセスをこの活動によって学ぶことができました。特に「不可能なんて、失敗なんてない。Move
forwardするのみ。」ということを人生の中で1番体感できたプログラムでした。
このAmeliasで、私は本当に多くのことを学び成長することができました。年上年下関係なく一つのアイデアをよりよくしようと意見を出しあい、共に喜び、楽しんだ2日間は私にとってかけがえのないものになりましたし、人生を大きく左右させるものとなったのではないかと思います。Ameliasに参加している高校生やメンターさんはやはりCrazyな人が多く、はじめはそこまでCrazyではなかった私の頭は2日間だけだけどメンバーの方々と話し合い、協力して一つのプロジェクトを完成へと近づけていっていくうちにCrazyになりました。それだけその人の考え方を大きく成長させ、人生に新しい道を見せてくれる良いアカデミー・プロジェクトでした。
今回参加して、突飛なものでも既存のものでもとりあえず数をあげていくことが大切だと思った。考えの幅が広がり選択肢も多くなった。また、チームのなかで意見をだしても否定されず、むしろ受け入れられることがあった。意見の出しやすい空間が出来ていた。案が行き詰まったときにメンターさんが内容を順に整理してくれたので、改善点が分かりやすくなった。自分たちだけでは何が悪いのか、どこから考えていくのかが分からなかったので、これからそういった力を身に付けていきたい。
今回のAmeliasで、私は主に2つのことを学びました。1つめは、「人と違うことは悪いことではない」ということです。私はこれまで生きてきた中でどこか常識にとらわれがちだったり、協調性を意識しすぎていました。しかしAmeliasに参加していた人たちは自分を大胆に表現して、人と違うことってすごく良いことなのかもしれない、と思いました。2つめは、「何事にも前のめりに動いていくこと、そして楽しむことの大切さ」です。Amelias神戸会場でインストラクターをなさっていたみどりさんが言っていたように、自分が楽しむということを大切にすべきだと改めて実感しました。Ameliasの参加者の人たちは全員レベルが高く、どうやったらおもしろい発想ができるのか少し気になったのですが、楽しむことを念頭に置いていると聞いて納得しました。創造の授業にもきっと繋がることだと思うので、これからも楽しむことを忘れないでいたいです。このように、学んだことをふまえてより個性的に、そして主体的に様々な活動に励みたいと感じています。