長田区役所大会議室にて、創造科学科3期生(2年)の生徒が、日本政策公庫主催「第7回 創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」にて、セミファイナリスト(ベスト20)として表彰された。このグランプリは、 応募総数3,808件、応募高校数409校 の中からすぐれた提案に対して表彰を行うものである。兵庫県 (応募総数 138件(18校))からは本校のほかに、ベスト100に 蒼開高等学校(洲本市)、兵庫県立相生産業高等学校(相生市)、兵庫県立香住高等学校(香美町)、兵庫県立松陽高等学校(高砂市)が選出された。本校生徒は長田区の靴産業を活性化するために、鎌倉末期の武将楠木正成の甲冑をモチーフとした靴をデザインし商品化した。歴史や武将好きの若い女性に、インターネットと工場直販で販売するプランを考えた。
1 主催者あいさつ:日本政策金融公庫 神戸支店 国民生活事業統轄 竹村隆氏
2 来賓あいさつ:長田区長 増田匡氏
3 表彰状授与:「セミファイナリスト賞」
4 ビジネスプランの発表:「地場産業を活かした甲冑モチーフケミカルシュズの販売 」
5 受賞校あいさつ:本校校長 升川清則
6 協力企業あいさつ:三浦化学工業 代表 三浦泰一氏
神戸新聞「 兵庫高生考案のスニーカー 高校生ビジネスプランでベスト20に 」〈外部リンク〉
〈生徒感想〉
今回このような授賞式や発表の機会を与えていただき、うれしく思います。ここに来るまでにたくさんの方にご協力いただきました。実際この靴を制作するにあたっては三浦化学工業所さんのご協力は必要不可欠でした。完成した実物を最初に見たときは感動と達成感がありましたが、同時に三浦さんに感謝の念を感じました。そして長田区役所の方々が三浦さんを紹介してくださり表彰式の場所も用意していただきました。プランを作成することにおいて日本政策金融公庫の古川さんに御指南いただきました。またこの靴を作ることができたのは一年生の時の仲間や先生の力もあります。たくさんの人に支えられていたからこそ自分はこの活動によって多くを学ぶことができたと思います。今回東京で高校生ビジネスプラングランプリの最終選考会に参加して、優れたビジネスプランに必要なのは突出したアイデア力ではなく、身近な課題を見つめ直し、それを工夫によって解決に導くことだとわかりました。今後この靴を実際に販売するなど、プランを発展させていきたいと考えています。これによって長田の靴産業及び長田のまちの発展に貢献できたらと思います。