マッチ産業をテーマに研修している創造科学科4期生(1年)8班の5名が、苅藻にある株式会社ナカムラ代表取締役社長の中村和弘氏にお話を伺った。長田の地場産業であるマッチ工業は、戦前に全盛を迎え、戦後に生活様式の変化とともに衰退してきた。長田区のマッチ製造はナカムラマッチ1社のみとなっている。中村市からマッチ産業の現状と課題、新たな挑戦についてお話を伺い、工場も見学させていただいた。今後生徒は、マッチの安全性向上や活用の可能性、デザインの活用などについて研究を深めていく予定である。
〈生徒感想〉
今日のフィールドワークでは、マッチを製造する株式会社ナカムラさんを訪問しました。そこで中村さんからマッチの課題やそれに向けての取り組みについてお話を聞きました。課題は、ライターなどがあるので売れない、飛行機に持ち込めないので海外からのお客さんに買ってもらえない、職人が減っていることなどがありました。それに対して、デザインの工夫、マッチのデザインの雑貨や防災用のマッチの販売などいろんな取り組みをしていました。私たちも課題を解決する鍵をこれから考えていきたいと思います。