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研修もいよいよ終盤に差し掛かりました。

昨日の雨がまだ少し残っていましたが、今日は理系の人達が特に楽しみにしていたMIT(マサチューセッツ工科大学)訪問でした。

近くにはあるものの、歴史の重みを感じさせるハーバード大学とは対照的に、MITに様々な外観の近代的な建物が散在していました。

ここでもABの2班に分かれて行動。A班は午前にMIT博物館にてワークショップ体験を、午後にキャンパスツアーとキャンパス内自由行動を、B班はその逆をしました。

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ワークショップでは、まずGestural Engineering Gallery に並ぶユニークな機械(と言うよりはむしろ芸術作品)の中から自分が一番興味を持ったものを選び、観察して動きを分析し、ワークシートに記入。その後、運動工学でいう、動きを生み出す基本的な要素(gear, pulley, cam, linkage) についてのレクチャー。続く45分間で、それらを組み合わせて、与えられた日常的な物(風車、トランプ、模型の魚など)を動かす機械をグループで製作しました。皆で知恵を出し合いながら、色々な種類のキットを試行錯誤を繰り返しつつ組み合わせてできた作品は、見事な機械になっていたり、単なる芸術作品だったり(笑)しましたが、みんな目を輝かせて楽しそうに取り組んでいました。このワークショップは最新のもので、体験した最初の留学生が私達だったようで、後でアンケートの依頼もありました。

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キャンパスツアーでは、ロケット工学専攻で4回生のLenzyさんに、いろいろな建物の中にまで案内していただき、学生生活の興味深い話をたくさん聞きました。
建物の谷間に叫び声が最大の「こだま」となって返ってくるよう計算されたスポットがあったり、2015年の合格発表をPi Day(円周率の日)である3月14日の9時26分(3.1415926…)に行ったり、学部生で pistol, archery, fencing, sailing の4つの試験にパスしたものは、チャールズ川の 'pirates'(海賊)に認定されるなど、ちょっぴりオタクな遊びゴコロに溢れる文化がありました。
学部生で女子が45%を占めることや、オリンピックサイズのプールがあり、水泳の試験にパスしないと学部を卒業できないこと等も驚きでした。

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beautiful で traditional なハーバード大学と、interesting で unique なMIT。それぞれが独特の魅力を放ち、みんなの心をとらえたようです。世界でも最高峰の名門校を訪れる機会を与えていただいたことに、改めて感謝致します。