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「データサイエンス教員研修会」実施要項

 1 タイトル

「統計処理を用いた成績処理データの見方について」

2 目 的

探究活動や課題研究において、教員がデータを統計処理する生徒に指導助言するための一助となることを目的とする。

3 講師

兵庫教育大学 宮田 佳織里 准教授

4 データサイエンス研修の内容

日常の業務において、高等学校の教員は生徒のテストの得点(データの集まり)を扱い、平均点や標準偏差という数字で全体の学習状況を読み解いておられることでしょう。特に、平均点に敏感な教員もおられると思いますが、平均点のわずかな変化から、直ちに指導の効果や生徒の取り組みの度合いを判断していないでしょうか。もしかすると、その読み取り方は、データサイエンスとしての数字の読み取り方とは、ずれているかもしれません。

今回は、統計処理における「検定」という考え方についての講義をしていただきます。また、新学習指導要領において、「検定」の内容が数学Ⅰ・数学Bと情報に含まれることとなり、生徒は探究活動・課題研究に活用することでしょう。

本研修において、検定の考え方・生徒の仮説検証にどう活用できるのかについて知っていただけたらと考えています。