全国の舞台へ、再び――。
氷上高校女子バレーボール部は、この日のために日々の練習を重ねてきました。
決勝の相手は、夏の大会で惜しくも敗れたライバル・日ノ本高校。
会場には多くの応援が駆けつけ、選手たちの背中を力強く押します。
試合開始から息を呑む接戦。
2セットを先取された氷上高校は絶体絶命。
しかし3セット目、レシーブがつながり始めます。
川釣先生の激しいゲキがとび、選手たち雰囲気も変わっていきます。
最後の最後まで余談を許さない展開の末—
結果は【3-2(26-28、19-25、25-16、25-19、15-12)で激勝。
昨年の悔しさを晴らし、兵庫県代表として堂々と全国大会への切符を手にしました。
試合後、選手たちは涙と笑顔でコートを後にしながら、感謝の言葉を口にしました。
「応援ありがとうございます。みなさんの声援が、私たちをここまで連れてきてくれました。全国でも活躍できるように頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします!」
春高バレー全国大会は、1月5日から東京体育館で開催されます。
氷上高校の戦いは、まだ終わりません。
全国の舞台でも、彼女たちの活躍に期待が高まります。
「勝つ!勝つ!勝つ!」という強い願いと祈りを胸に、次なる挑戦へーー





