生物自然科学部 活動報告

生物自然科学部が県総合文化祭パネル発表部門で最優秀賞を受賞しました。

 11月9日(土)~10日(日)に、バンドー神戸青少年科学館で第43回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会が行われ、生物自然科学部の1,2年生25名が参加しました。ポスター発表の部門に出場し、「ベンハムの独楽」を題材にした研究成果を発表しました。ベンハムの独楽とは黒と白の模様が描かれた独楽なのですが、回転すると色がついているように見えます。生物自然科学部では、色が見えることと光源に用いた照明との関係や、白黒以外の色の組み合わせでも同様の現象がみられるのかなどについて研究し、発表しました。2年生を中心に他校生や他校の顧問の先生に研究内容を積極的にわかりやすく説明しました。1年生は豊岡市のジオラマを作製し、そこに銅線で作ったコイルの中を磁石と乾電池で作った電車を走らせ、原理について参加者とディスカッションしました。豊高ブースにはたくさんの聴衆が集まり、質疑応答では熱い議論が交わされ、活況を呈しました。顧問と生徒による投票の結果、「ポスター発表最優秀賞(1校)」に選ばれました。これからも研究を進め、さらに充実した部活動にしていきたいと思います。

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生物自然科学部の活動がホームページで紹介されています

1.理化学研究所ホームページ

「研究者にズームイン」日下部りえ×豊岡高校生物自然科学部

https://bdrtimes.riken.jp/2019/03/05/kusakabe-interview/ 

 昨年度(H30年度)の夏に生物自然科学部9名が理化学研究所生命機能科学研究センター(理研BDR)の日下部りえ研究員を訪れました。インタビュー取材とディスカッションを行い記事にまとめたものが、このほど理研BDRのホームページに掲載されました。

 

2.河合塾 みらいぶホームページ

「目指せ!電磁気を利用した粒子加速器の発展へ ~ガウス加速器のメカニズムを徹底解析」

https://www.milive.jp/live/18sobun/pb06/ 

 部活動での研究成果が「河合塾みらいぶ」のホームページで紹介されています。全国総合文化祭でのポスター発表「ガウス加速器のメカニズムとエネルギー解析」について河合塾より取材を受け、研究過程や普段の部活動の様子などもインタビューしていただきました。研究成果と取材内容を合わせて記事を作製していただき、紹介していただきました。

 生物自然科学部 東京大学大学院生の発表会に参加

 豊岡市で生物多様性保全と農業との両立・生態系を活用した防災・減災(Ecosystem-based Disaster Risk Reduction;Eco-DRR)をテーマに東京大学大学院農学生命科学研究科の大学院生による4日間のフィールドワークが実施をされました。この実習は、そのテーマを地形、自然災害、生き物(コウノトリ)、産業が相互に密接な関係を持っている豊岡市に探ろうと、2018年から実施されています。9月15日(日)には豊岡稽古堂で実習の成果発表会が実施され、本校生物自然科学部22名と有志4名が出席し、ディスカッションに参加しました。

 宮下直東大教授のトキ(朱鷺)に関するミニレクチャーに続いて、「生物多様性保全」、「Eco-DRR」をテーマとして2班の発表がありました。異なる専門で研究をしている大学院生ですが、4日弱という短期間の実習とは思えないような充実した共同研究に感銘を受けました。

 参加した本校生たちは積極的に質問し、予定の時刻が過ぎても次々に手が挙がる白熱ぶりでした。高校生らしい質問や、かなり鋭い質問もあり、会場は大いに盛り上がりました。一つひとつの質問に丁寧に答える大学院生の人柄も素晴らしかったです。最後に講評をされた宮下教授より、「今までで一番白熱した高校生とのディスカッションであった」とお褒めの言葉をいただきました。

 本校生の積極的な質問には頼もしさを感じました。課題研究発表会など校内の発表会でも充実した質疑応答ができそうですね。次は自分の研究成果を発表する番です。質疑に適切に答え、討議を盛り上げることは質問をすることよりさらに難しいです。大学院生のように正確に自分の考えやデータを示して答弁することを願っています。豊高生と東大生との活発なディスカッションを聞いていて、皆さんならきっとできると期待を抱きました。

東京大学大学院農学生命科学研究科の大学院生と熱心にディスカッションする本校生

生物自然科学部 天体観測会

 9月5日(木) 豊岡高校の運動場で生物自然科学部25名が天体観測を行いました。

 雲の切れ目を探しながらの観測となりましたが、月や木星、ベガ、アルクトゥルスなど、代表的な天体を観測することができました。木星のガリレオ衛星も4つとも観測できました。いつもは天文台などで学芸員の方にいろいろな星を見せていただくのですが、今回は自分たちで星を探して望遠鏡に導入することにチャレンジしました。試行錯誤しながらようやく望遠鏡の視野内に星の像をとらえた時には、達成感と満足感を味わうことができました。

月のクレーターを初めて観望し、歓声をあげていた人もいました。

年度内にあと数回、観測の機会を設ける予定です。

 

 

 

 

 

生物自然科学部2年生 タンポポ調査

 2019年4月21日(日)人と自然の博物館の鈴木武先生にご指導いただき、タンポポの調査に出かけました。但馬地区では外来種のセイヨウタンポポが主で、大阪や香川など東瀬戸内海周辺で見られるカンサイタンポポは、但馬内の特定の場所でしか見られないそうです。また、図鑑等にあまり掲載されていないため、分布が詳細にはわかっていない種であるヤマザトタンポポも探しました。

 まず、豊岡市でシロバナタンポポを観察しました。外来種のセイヨウタンポポに混ざって、シロバナタンポポが咲いていました。

 

シロバナタンポポとセイヨウタンポポ(豊岡市 2019.4.21 撮影)

 同じ場所にアカミタンポポ(外来種)の綿毛も見られました。種の部分が赤いことからアカミタンポポと言うそうです。このタンポポは花粉がなくても種ができるそうです。コンクリートの隙間などにもよく生えているそうです。

アカミミタンポポの綿毛(豊岡市 2019.4.21 撮影)

 少し歩くとヤマザトタンポポも見つかりました。セイヨウタンポポはガク(総苞片)が外側に反り返っているのに対し、日本タンポポはガクがしぼんでいるのだそうです。

 

ヤマザトタンポポ(豊岡市 2019.4.21撮影)

 次に車を山の方に少し走らせ、キビシロタンポポが見られるところを案内していただきました。大自然の中で昼食をいただいてからキビシロタンポポを探しました。今年は少し時期が早かったようで、まだこれから花茎が上がってくるであろう株(ロゼッタ)が見つかりました。キビシロタンポポは主に吉備路で見られるタンポポだそうです。但馬では今のところ今日の調査場所他、数か所でしか見られないそうです。想像していたより小さなタンポポでした。ボールペンの大きさと比較してみてください。どのようにして但馬のこの地へと運ばれてきたのでしょうか?

 

 

キビシロタンポポ(豊岡市 2019.4.21撮影)

 花が閉じて種が熟そうとしているものは、茎の色が赤くなっていることに気づきました。はじめから赤いのでしょうか、それとも熟す過程で変色するのでしょうか。課題研究になりそうですね。

シロバナタンポポとキビシロタンポポの花の大きさ比べ

 次に車で移動し、クシバタンポポを探しました。今年は雪が少なく比較的暖かな但馬の冬でしたが、3月末から4月にかけての気温が上がらず、桜も例年より遅くまで楽しめました。そのためか、クシバタンポポもまだ花の準備ができていなかったようで、花茎の出ていない株が主でした。葉っぱが櫛状に切れ込んでいることが特徴なのだそうです。

 

クシバタンポポ(豊岡市 2019.4.21撮影)

 次に車で移動し、カンサイタンポポを観察しました。カンサイタンポポは主に四国、岡山や大阪、和歌山北部など、東瀬戸内海を中心とした特徴的な分布をしています(タンポポ調査・西日本2010実行委員会,「みんなで調べた西日本のタンポポ」より)。但馬ではなかなか見ることができません。海岸に向かう途中の空き地で、カンサイタンポポを見つけることができました。但馬内陸部のどこまでカンサイタンポポが見られるかはまだはっきりしていないそうです。これも研究テーマの一つになりそうですね。

  

カンサイタンポポ(豊岡市 2019.4.21撮影)

 同じ場所にオオクシバタンポポを見つけました。デジタルノギスで花の直径を測定したところ、62mmもありました。とても大きな花です。近くの道路脇にも大きな株がたくさん見つかりました。

 

 

オオクシバタンポポ(豊岡市 2019.4.21撮影)

 同じ場所のすぐ近くに一株のセイヨウタンポポを見つけました。とても大きな花が咲いており、デジタルノギスで測定したこところ、53mmの大輪でした。他の場所に咲くセイヨウタンポポに比べて大きな花です。なぜこんなに大きくなれたでしょうか?

大輪のセイヨウタンポポ(豊岡市 2019.4.21撮影)

 ここを訪れたときには時刻は15:00頃。タンポポの花をよく観察していると、少しずつ花弁が閉じていく様子がわかりました。朝になったらまた開くのでしょうね。

鈴木武先生、1日ご指導いただき、ありがとうございました。

 

2019年度 豊岡高校生物自然科学部の活動予定

○ 通常の活動日は 水・金・土 です。

  土曜・休日の練習については月はじめに練習計画表を配布しています。

○ 主な行事(日程は予定のものも含みます)

・青少年のための科学の祭典豊岡会場出展     7月26日(金)~28日(日)

・SSH生徒研究発表大会(全国大会)       8月7日(水)

・兵庫県立大学西はりま天文台天体観測      9月 1泊2日(予定)

・豊高祭部活動展示               9月1日(日)~2日(月)

・兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門出場

 11月8日(金)~10日(日)バンドー神戸青少年科学館

・天文館バルーンようか天体観測(年数回)

・リサーチフェスタ研究発表           12月22日(日)

・サイエンスフェア                 1月26日(日)

・福井県立若狭高等学校SSH課題研究発表会参加  2月15日(土)

・その他のSSH活動

〇 不定期の活動

  ・天体観測会(一般向け)

  ・神武山(学校の裏山)の哺乳類調査

  ・ラムサール湿地調査保全活動への参加

  ・物理、化学、生物、地学各班ごとの研究活動

  ・中学生向けの実験観察会(8月を予定)

 

生物自然科学部 活動報告

4月28日、午前中良い天気に恵まれましたので、1年生の生物班が、神武山で生物調査をしました。シロバナタンポポ、カタツムリ、ダンゴムシ、トカゲなどがみられました。これまでの調査でキツネやアナグマ、ハクビシンなども確認できています。タヌキは2014年に確認できましたが、2015年、2018年の調査では見つけられませんでした。今年は1年生生物班が中心になって、ほ乳類を中心に神武山の生き物を調べます。

シロバナタンポポの同定をしています。

豊岡高校生物自然科学部の活動状況

普段は火・金・土に活動しています。おもな校外での活動予定(平成30年度)は、下の通りです。

・青少年のための科学の祭典 7月27日(金)~29日(日) 但馬文教府
・SSH生徒研究発表大会 8月8日(水)~9日(木) 神戸国際展示場
・全国高等学校総合文化祭 8月6日(月)~8月9日(木) 長野県茅野市
・西はりま天文台天体観測 9月7日(金)~8日(土) 兵庫県立大学西はりま天文台
・豊高祭部活動展示 9月2日(日)~3日(月)
・兵庫県高等学校総合文化祭 11月16日(金)~18日(日) バンドー神戸青少年科学館
・天体観測 6月8日(金)、7月6日(金)、7月13日(金)、8月10日(金)、12月14日(金) 天文館バルーンようか

 

平成29年11月11日(土)~12日(日)
兵庫県高等学校総合文化祭

11月11日(土)~12日(日)、第41回兵庫県高等学校総合文化祭が開催され「ガウス加速器のメカニズムとエネルギー解析」をテーマとした口頭発表において最優秀賞、ポスター発表においてポスター発表優秀賞を受賞しました。今回の受賞により、来年度長野県で開催される全国大会への出場が決まりました。

口頭発表の様子

ポスター発表の様子

口頭発表最優秀

パネル発表優秀賞

西はりま天文台

9月8日(金)~9月9日(土) 絶好の好天の下、兵庫県立大学西はりま天文台にて天体観測を行いました。

太陽観測(可視光、Hα)を行いました。6日に10年ぶりの巨大フレアが観測されたとの報道があり、タイムリーな天体イベントに、この日の観測にも熱が入りました。

60cm反射望遠鏡を用いて昼間の星の観望をしました。雲間を縫っての観測です。明るい昼間でも頭の上では星が輝いています。

明るいうちに望遠鏡の操作の確認と観測場所の下見をしておきます。

なゆた望遠鏡を使っての天体観望を行いました。木星、ダブルダブルスター、ベガ、アルビレオ、M57(リング状星雲)などを観測しました。口径200cmの反射望遠鏡ならではの美しい星空の世界を堪能しました。
天体講演会では太陽フレアの話や、木星探査機カッシーニによるプロジェクトについてわかりやすく講義していただきました。
その後はそれぞれ思いの天体に望遠鏡を向け、日の出まで観測を続けました。写真撮影に挑んだ人もいました。月明かりがありましたが、明け方まで雲一つない晴天で絶好の観測条件でした。

明け方の空に冬の星座
オリオン座が見えてきました

30秒露出を50枚合成

撮影:生物自然科学部

バルーンようか天体観測実習

6月8日(木)、夜間天体観測実習を行いました。八鹿町の「天文館バルーンようか」にて、オペレーターの先生の指導の下、自分たちで屈折望遠鏡や反射望遠鏡を操作しました。一般的な天文館での観望では、オペレーターが望遠鏡の操作をします。自分で望遠鏡を操作できる機会はほとんどなく、とても貴重な経験でした。この日は、1年生は初めて、3年生は最後の観測会でした。ピントの合わせ方や、赤道儀の動きに慣れる実習などを中心に行いました。前日は雨で、当日も午前中は曇り。天候が心配されましたが、夜は絶好の晴天。月明かりがまぶしいくらいでしたが、木星や土星、アルクトゥールスなどを観望し、その後は大型双眼鏡で月の観測を行いました。天体観測が初めての1年生は巨大な望遠鏡を自分で動かすことに感動し、屋根のスリットの開閉にも歓声が上がっていました。次回は7月に2週連続で行います。晴天を祈るばかりです。

20cm屈折望遠鏡の操作実習

20cm屈折望遠鏡の操作実習

40cm反射望遠鏡での観測

平成29年度の活動予定

普段は火・金・土に活動しています。主な校外での活動予定(平成29年度)は、下の表の通りです。

青少年のための科学の祭典豊岡会場出展 7月28日(金)~30日(日)
天体観測合宿(豊岡高校) 8月(予定)
SSH生徒研究発表大会(全国大会) 8月9日(水)~10日(木)
豊高祭部活動展示 9月3日(日)~4日(月)
兵庫県立大学西はりま天文台天体観測 9月8日(金)~9日(土)
兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門出場 11月10日(金)~12日(日)
天文館バルーンようか天体観測 6月8日(木)、7月7日(金)、7月14日(金)、
8月4日(金)、11月17日(金) (予定)
課題研究II発表会 2月3日(土)
その他のSSH活動

平成28年11月6日(日)

兵庫県高等学校総合文化祭でポスター発表においてパネル発表優秀賞、口頭発表において奨励賞を受賞しました。
  

発表したポスターは、こちらをクリックしてご覧ください。

  

平成28年3月25日(金)

養父市のバルーンようか天文館にて今年度最後の天体観測をおこないました。年間を通して5回の観測をおこない、20cm屈折望遠鏡、40cm反射望遠鏡による惑星や恒星の観測のほかに、小型望遠鏡や大型双眼鏡もお借りし、思い思いの機器で観測や撮影に取り組みました。

 

金星の太陽面通過の撮影に成功!

(撮影日:2012年6月8日 撮影者:生物自然科学部 村瀬君)