兵庫県立神戸特別支援学校公式blog

10月28日(月)、29日(火)、30日(水)の３日間、本年度２回目のオープンスクールを実施しました。

１日目：58名、２日目：50名、３日目：29名、３日間でのべ137名の方に来校いただき、本校の教育活動の様子を見ていただくことができました。

今回のオープンスクールでは、在校生の保護者様や学園の職員様以外に、地域の小学校や中学校からも多数の参加がありました。見学者にやや緊張した様子の子どももいましたが、普段の子どもたちの学習の様子を見ていただくことができたと思います。ぜひ進路選択の参考にしていただければ幸いです。

ちなみに、昨年度の秋のオープンスクールの来校者は、３日間でのべ236名…本年度の約1.7倍でした。思い起こせば、昨年度は５月にコロナが５類に移行され、様々な学校行事が再開された年でした。３年余りの間、感染症対策として様々な制約があり来校を控えていただくことが多かったのが、ようやく実際に学校の様子を見ていただけるようになり、たくさんの方々が足を運んでくださったのではないでしょうか。昨年度と比較すると参加者数は減ったように見えますが、それはコロナ感染症による制約がなくなり、いつでも見学に来ていただける環境になったからと捉えたいと思います。

受付の写真の右奥には、校長室があり、入り口には「こうちょうせんせい📪」を設置しています。先日の給食試食会で来校いただいた保護者様がポストに気づいてくださいました。「保護者様のお手紙も子どもたちからのお手紙も大歓迎！ 子どものお手紙には返事も渡していますよ」とお伝えすると、お子さまにお手紙を促してみてくださるとのこと。近いうちに可愛らしいお手紙が届くのを心待ちにしています ♪

本日と明日の２日間、神戸大学医学部医学科臨床実習の受け入れをしています。３回生の学生さんたちに小中高各学部の教室に入ってもらい、実際に子どもたちと関わったり、支援の様子を見たりしていただきました。

兵庫県特別支援教育第三次推進計画及び第四次推進計画にもありますとおり、子どもたちが切れ目なく一貫した支援を受けられるために、学校が連携を深めていくべき関係機関のひとつに、医療機関があります。

将来、その核となっていただき、一緒に子どもたちを支えていってほしいという思いから、あらためて、今回の実習をとおして学んでほしいことや、普段の学校生活の実態で知ってほしいことなどをガイダンスでお話ししました。

学生さんたちは各教室で子どもたちと関わりながら、将来の医療従事者としての視点で様々な気づきがあったようで、振り返りの場面で活発に意見交換をしたり、教員に質問をしたりていました。その様子を見て、臨床実数を通して医学生の皆さんに早い段階から子どもたちや学校現場のことを知っていただけて本当に良かったと思いました。

今回実習に来てくだわった学生さんが実際の医療現場で活躍する時には、横の連携が一層強化して、「支えつながる特別支援教育」がさらに充実していることを、心より願っています。