神戸市外国語大学訪問

グローバル探究コースの2年生が神戸市外国語大学に訪問しました。大学のガイダンスを聴きながら、自分の進路に思いを馳せました。「外国語と名前がついているけど、外国語だけの大学ではありません」と聴き、食い入るように聴く生徒たち。オーストラリアの研修旅行のあとだからか、留学や外国語に対しての意識がより高まっているように見えました。

模擬授業ではロシア語と国際法の講義を受講しました。日本語が世界でもたいへん難しい言語であることを改めて知り、他の言語の中での日本語について考えることができました。

学食を利用し、多くの学生さんに交じって食事をしました。大学生の中に入ると、自分たちの何年かあとを想像したようで、食事をしつつ周囲の学生さんの様子を見ている生徒もいました。

午後からはキャンパスツアーに。学生ガイドさんに連れられ、施設や図書館を見て回りました。当然のようにいらっしゃる留学生の方、自分の背をはるかに超える大きな本棚、多くの教室などを見学し、大学全体を見渡すことができました。

キャンパスツアーのあとは学生さんと座談会がもうけられました。勉強法や下宿、アルバイトや講義の履修のしかたなど、大学生の生活を疑似体験するような濃密なやりとりが見られました。すぐに打ち解け、訊きたいことを質問できた様子で、みんな満足した表情でした。最後に、神戸市外国語大学に在学する本校の卒業生の先輩からメッセージをいただきました。先輩から努力や苦心した様子が語られ、先ほどとはまた違った感触を得ました。「失敗を悲しさより悔しさに変える」という力強い信念で合格を勝ち取った先輩の言葉が胸に響きました。

「一年後の今は」という話を最近よくします。もうすぐ3年生になるということは、自分の将来を本気で見据えることになります。コース生である自覚がより強くなってきた2学期の後半。充実した冬を迎えるべく、刺激の多い時間となりました。

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