2年コース生 グローバル企業訪問

グローバル探究コースの2年生9名が、明石市魚住町にあるキャタピラージャパンを企業訪問しました。修学旅行でシンガポールを訪れた際、キャタピラーシンガポールを企業訪問させていただいたり、日本とシンガポールをインターネットでつなぎ、テレビ会議に参加させていただくなど、キャタピラー社にはグローバル体験活動でお世話になっています。   今回は事前に担当の山之内さんに学校にお越しいただき、キャタピラージャパンの概要説明の後、企業訪問の計画を練りました。企業訪問当日は、まず山之内さんよりキャタピラー社全体の説明をしていただきました。その中で、キャタピラー社の業績が世界の資源価格はもとより、イギリスのEU離脱、トランプ政権誕生に至るまで、さまざまな要因が影響しているというお話が大変印象深かったです。次に社内の保育園を見学しました。子供を預けている親は園内のカメラで写した子供の様子をパソコンやスマートフォンでいつでも見られるそうです。明石では企業内に保育園を初めて設置されたそうで、女性の社会進出に力を入れておられる企業の取り組みの一例を見せていただきました。体育館やスポーツジムなどの福利厚生施設を見学した後、普段一般には公開していない、工場内の見学をさせていただきました。まず土台となる金属部分をベルトコンベアに乗せて、各工程でたくさんの作業員が素早く部品を取り付けていき、徐々に巨大な油圧ショベルが組み立てられていく様は圧巻でした。その後これまでに海外に駐在経験のある2名の社員の方と一緒に昼食をいただきました。海外での仕事や生活の様子、これまでどのようなキャリアを積んでこられたのか、将来海外で働く夢を持っている生徒にとって、とても興味深いお話でした。   また今回はサプライチェーン(資材調達部門)のプロセスマネージャーであるレイニー・ショーリーさん、キャタピラージャパン執行役員のジョー・モスカトさんにもお話をしていただきました。生徒からの質問の中の「海外で仕事をすることの苦労や不安」について、お二人の ”Take a chance, always come back home. Don’t regret not trying.”(いつでも家に帰れるのだからチャンスを掴みなさい、やらないで後悔をしないように)という言葉がとても印象的でした。   今回の企業訪問は、グローバル企業について学んだり、「海外で働く」ことについて考えるとても良い機会となりました。この企業訪問の内容をプレゼンテーションにまとめて発表をする予定です。
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