本校卒業生(総合学科3期生)の山下亮輔さん(現在、近畿大学法学部に在学)が、12月18日、1年2組の「現代社会」の授業で、母校の生徒たちに向けてのメッセージを語りました。
山下さんは、2005年4月25日、JR福知山線脱線事故に遭遇、先頭車両から18時間後に奇跡的に救出されました。
クラッシュ症候群による両足切断の危機を乗り越え、10ヶ月の入院生活の後退院、現在も後遺症のために歩行には両足の装具と杖が必要です。しかし、現在は元気に大学生活を送れるまでに回復しています。
この経験を踏まえ、高校生たちに「前向きに生きる」ことの大切さを伝えたいという思いから、この講演が実現しました。
山下さんは生徒たちに、どのようにして困難を乗り越えることができたか、北高での経験が現在にどのようにつながったか、など約30分にわたって語りました。
? また、山下さんは、「18歳の生存者 JR福知山線脱線事故被害者大学生の1000日」(2008.4 双葉社)という本を出されています。
文責:総合学科推進部