生徒の皆さんへ

「塵も積もれば山となる、山も分ければ塵となる」

 生徒の皆さん、休校となって3日が過ぎましたがどのように過ごしていますか?

自らで取り組むべきことを見つけ、また自らで計画を立て、もしかしたら学校に来ているより充実した日々を送っている人もいると思います。主体的に学ぶ喜びを経験すると、これからの人生に必ずいい影響を及ぼすことになるでしょう。

 反対にこの3日間、やるべきことが見つからない、与えられた課題にもやる気がわいてこないといった様子で、良い時間の過ごし方ができていない人もいると思います。そのような人はずるずると無為にこの期間を過ごしてしまうのではなく、早めに改善しなければなりません。

まずは時期が来れば提出しなければならない、また課題考査を受けなければならない課題の取り組み方を考えてみましょう。各課題をどのペースで進めていけばよいかを分析し、それをいつやるのかを日割りで当てはめていってみてください。そうすると今日すべきことが明確になると思います。それを今日しなかったとすると、明日することが増えますね。明日もしなかったとすると・・・恐ろしいことになりますね。山のような課題を目の前に茫然とするのではなく、それを小さく分けていくことを勧めます。「塵も積もれば山となる」という言葉がありますが、逆に考え「山も分ければ塵となる」のも事実です。今ならまだ「塵」にできるかもしれません。しかしこのままずるずる過ごしてしまうと、気づいたときにはとてつもなく大きな「山」になってしまいます。

さらには、せっかく自由に使える時間が得られたのですから、与えられた勉強だけでなく将来のために自ら取り組むことを見つけてください。大きな本屋へ行くと自分が興味を持てる分野の本が必ず見つかるはずです。若いうちは「将来への投資」を怠ってはいけません。「今だけ楽しい」といった時間の使い方をすると後で空しく感じます。ぜひ「後々生きる」という時間の使い方をしてください。(イカキタ)