神戸国際会議場において本校未来創造コース1期生(3年)がWHO健康開発総合研究所主催「ひょうご・こうべ保健医療ハイスクールサミット」に参加し、本校を代表して英語による研究発表を行いました。昨年のベトナム研修で学んだ薬剤耐性菌に関する研究を1年間続け、その研究成果を発表し、薬剤耐性菌の問題が深刻であり、開発途上国において早急に対策を行うことを訴えました。パネルディスカッションにも参加し、自身の研究内容を今回のハイスクールサミットで作成された宣言文に盛り込みました。発表タイトルは以下のとおりです。最後に、WHO神戸センター所長 Alex Ross氏から感謝状が贈呈されました。
「The Problem of AMR (Antimicrobial Resistance) in Vietnam ~from a Viewpoint of Water~」
〈生徒の感想〉
私はAMR(antimicrobial resistance、薬剤耐性)をテーマに研究発表を行った。WHOの方や、ALTをはじめ多くの先生方に丁寧に指導していただきながら、時間をかけてプレゼンの完成度を高めていった。英語での発表は不慣れと言うこともあり、苦労も多かったが、練習を重ねて、当日はそういった不安を克服できたと思う。しかし、サミットのなかで、色々な課題もまた見つかった。一つは、問題に関する知識があまり無い人に伝える難しさ。発表が難しくあまり分からない、といったことを言われた。もう一つは、ひとつの問題に関する多面的なアプローチを上手く伝えられていなかったということ。例えば持続可能な社会や経済的なことなど、自分の中でそういったことも考えてはいたが、そこまで伝えるのはやはり難しかった。このように課題も新たに見つかったが、さまざまな分野の研究を続けてきた3年間の集大成として相応しいプレゼンになったと思う。 私の発表で少しでもAMRに興味を持つ人が増えれば嬉しいです。