平成28年6月15日 創造応用ⅠS 数学(2回目)

本校選択授業教室において、未来創造コース2期生(2年)理系選択者対象に、「はじめての『推定・検定』」というテーマで数学の授業を行いました。推定や検定とは、統計学の考え方の一種です。サンプリングによって得られた標本から,母集団の統計的性質に対して推測を行うことを統計的推測といい、推測統計の基本である検定と推定の考え方について学びました。
授業では、例として、ハンバーガーショップで販売しているポテトの本数についての標準平均を考えました。お店で販売するポテト一つ一つの本数を数え上げなくても、推定を行えば、信頼性の高い平均値を得ることができることを知りました。また、ある二店のハンバーガーショップにおいて、フライドチキンの売り上げに差があるのかという課題に対しても、仮説検定を行うと計算結果から結論を出すことができることを学びました。生徒たちにとって少し難しい理論ではありましたが、数学が身の回りの課題を解決するために大変有用であることに気づくことができました。

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〈生徒の感想〉

ポテトの本数がいつもより少ないかもしれないという問題は私も思ったことがあるような疑問だったので、計算方法を知って、推定することができるということにとても驚いた。

数学を利用して、(身の回りの)生活のことを考えていた点に最も関心をもった。数学は私にとって(机上での)勉強でしかないものだと思っていましたが、学べば学ぶほど活用していけると気付いた。

全体的な感想として、計算方法等がわからなかったとき、考えることをすぐに諦めてしまったことを反省する声が多くありました。

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