平成28年5月17日 創造基礎A「みなさんの未来、兵庫の未来」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科1期生(1年)対象に、兵庫県企画県民部ビジョン課職員 藤井千久氏をお招きし、兵庫県が掲げる「21世紀兵庫長期ビジョン」に基づいた地域づくりについての講義をしていただきました。また、多自然地域への定住・移住促進策を提案するワークショップを行いました。

「21世紀兵庫長期ビジョン」(平成13年2月策定)とは、兵庫県がめざすべき社会像とその実現方向を明らかにしたもので、生徒たちは、ビジョンの詳しい構成や実現したい兵庫の将来像を知ることができました。また、実現のための課題である「多自然地域(農林水産を主要産業とする地域)が抱える人口偏在問題」の解決策を、ワークショップを通して考えました。

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まず、多自然地域の一つである兵庫県朝来市を例にあげて、「朝来市の定住・移住者を増やす」という目的を達成するためのSWOT分析(S:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威)を、各班に分かれて行いました。分析結果から、定住・移住者を増やすためのアイデアを各自で考え、他の班員とペアになり、アイデア交換をしました。

   

最後に、各班員が収集したアイデアを班でまとめて、朝来市への定住・移住促進策を提案しました。以下は、各班で発表された促進策です。

「子育て世代を呼び込もう!」

「農業しようぜ!?」

「朝来のレジャー施設を増やそう!!」

「都市部の高齢者が魅力を感じるまち」

「工場建設相乗効果」

「新婚さんが住みやすい朝来市」

「朝来の果てまでイッテQ」

「Let’s 起業 朝GO!」

なお、このワークショップの様子は、J.COMとサンテレビに取材されました。

〈生徒アンケートより〉
『2040年に兵庫県がどんな姿であることが望ましいと思うか。もしくはどんな姿にしてみたいか。そのために自分ができることなどを自由に書いてください。』

それぞれの市がそれぞれの魅力を活かして、県全体で産業を発達させたり、観光客を増やしたりできるようになったら良いなと思います。まずは、自分の住んでいる地域のことを理解し、魅力を伝えられるようになりたいです。

創造科学科の活動を通じて、兵庫の魅力を発信したいと思った。
他地域から兵庫県に行きたい!と思ってもらえる姿にしたい。

2040年、私たちがちょうど40歳になる年だ。若いとも高齢とも言えないであろうこの世代にとって、住みやすいのは、自然が多く、便利なところだと思う。しかし両方は難しいので、どちらもバランスがとれていると良い。若い20代等が農業や林業を行ったり、60代でも最先端の研究や、ネットを使う仕事ができる環境がつくれると、少子高齢化も問題ではなくなると思う。

地域性を残しつつも、活気あふれる姿にしたいと思います。そのために、過疎地域の問題や人口問題などを解決していかなければならないと思います。また、子育てのしやすい町にする必要もあると思います。

カテゴリー: SGH(学科1期生), 創造科学科1期生   パーマリンク

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