平成28年4月26日 創造基礎B「グループ討議と研究テーマ決定」

創造科学科1期生(1年)は4~9月の間、社会科学分野のテーマについて探求活動を行っていきます。前回の創造基礎Bの授業で受けた長田区まちづくり課課長 田中文之氏の講義をもとに、今、長田区において解決したい課題をグループで設定していく授業を行いました。

まず、5人グループを一つの班とした八班に分かれ、前回の講義で興味関心を持ったことや気になった問題を自由に書き出していく作業(ブレインストーミング)を行いました。

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次に、ブレインストーミングで出てきた多くの意見・問題をグループ化し、整理しました(KJ法)。

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最後に、各班で研究してみたいと思う具体的な課題を考え、その課題を解決するためにどのようなことをすればよいのかを話し合い、研究テーマとして設定しました。今後は、設定した課題の解決のために、調べ学習やフィールドワークを行う予定です。

〈生徒の感想〉

今日、最初の課題研究である社会科学の研究テーマをグループで話し合いました。 グループ内で意見が割れたりと思ったように話が進まず苦戦しましたが、テーマが決まった時はとても嬉しく、達成感を感じました。これから本格的に課題研究に取り組んでいきます。同じメンバーで1年間…きっとうまくいかない時もあるかもしれませんが、そんな時は今日のように1から話し合って、やっていきたいと思います。
今日は本当にこの学科に入ってよかったと思える時間だったと思います。

今日の創造基礎では、人と話し合っていいところで折り合いをつけることの難しさを学んだ。 はじめのブレストはたくさんの意見が出たが、その意見からテーマを絞って具体的に何をするかを決めるのはとても大変だった。今回は全員がひとりひとり案を出していったが、その時に否定意見が出て言い合いのようになってしまうこともあったので、もっときちんと発表の時と質問、意見の時間を分けて話し合えばよかったと思う。そして結局第一希望の案しか出せなかったので、次はもっとスムーズに話し合いを進めて、しっかり実現できる案に洗練していきたいと思う。

テーマを決めるときにある程度の解決の方向性などを話し合い、いよいよ研究が始まるんだなと感じました。これから調べ学習やフィールドワークをするんだなと思うと楽しみですが不安もあります。研究ではフィールドワークなど今まで経験したことがないことを行います。しかし、だからこそ失敗を恐れずに挑戦したいです。そして、地域の課題を皆でアイデアを出しあって解決していこうと思いました。

今日の創造基礎Bを通して、私は「実現性」を考えることの大切さをとても感じた。班の中で、問題点をまとめ、テーマを考えていく中で、いくつかの案は出たが、実現することが可能かどうかを考えると、難しいものもあった。私たちには実現させられる機会がある。だからこそ、研究テーマの実現性を考えることが大切になってくるのだと思った。また、高校生という強みをどう活かすのかということにも悩んだ。いまはまだぼんやりとしているけれど、研究を進めていく中で、たくさんの発見をし、自分たちの強みを活かした研究活動にしていきたい。

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