本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科1期生(1年)対象に、長田区まちづくり課課長 田中丈之氏をお招きし、神戸市や長田区の実態、安心で住みやすい魅力あるまちづくりに向けた施策や課題についての講義をしていただきました。本講義は、本校創造科学科1期生が受講する「創造基礎B」の導入として行われたものです。
生徒たちは、人口流出や少子高齢化により引き起こされている様々な問題や産業、防災における課題について知ることができ、地元神戸市・長田区の実態や今後の在り方について深く考えるきっかけとなりました。今後は本講義で得たものをヒントに、各グループがテーマを設定し、調べ学習やフィールドワークを行う予定です。
〈生徒の感想〉
「これからの神戸のまち・長田のまちづくり VISION 2020」という行政計画が行われていることを初めて知った。長田という少子高齢化や外国人居住者が多く見られるまちで、若者の移住や定住を増加させるための多くの対策が行われているようで、その多様性に驚いた。だが、どの活動やイベントも私は今日初めて聞いたので、神戸市全体にもっと発信するべきだと考える。人口の減少は長田だけの問題ではないからだ。今後の研究ではなんらかのイベントや活動をするとき、発信の方法も工夫したいと思う。
今日は初めての創造の授業で神戸市や長田区の現状や課題、取り組みについてお聞きし、長田区には少子高齢化や空き地、空き家問題など、様々な課題があることが分かりました。創造基礎Bの研究テーマを決めるためにも参考になったと思います。まだ研究といっても何をするか漠然としていますが、地産地消やメイド・イン・長田などに興味を持ったので、それらについてやってみたいと思いました。フィールドワークでは難しいこともたくさんあると聞いていますが、それらを乗り越えて充実した研究を行い、先輩方を上回れるように頑張りたいです。
今日は、長田区役所 まちづくり課長の田中氏の講義でした。「これからの神戸のまち・長田のまち VISION2020」をテーマに話をされていました。神戸市・長田区ともに人口減少や少子高齢化が深刻な問題となっており、問題を解決するために、行政は既に動きだしていることを知りました。地域を活性化させるために、また今住んでいる人が暮らしやすいように、数多くの工夫がなされていると知り、支えてくれる人がいることのありがたさを、実感しました。個人的な感想になりますが、最後、質問が時間内に終わらないぐらい飛び交い、さすが、レベルが高いなと改めて思いました。そんな中、自分は手を挙げそびれてしまって、悔しい思いをしました。またこういう講義があれば、次は勇気を出して質問したいと強く思います。